作曲者 曲名 推薦盤 簡単なコメント
ビーバー パッサカリア(ロザリオのソナタから) 寺神戸亮(Vn)
(DENON)
聖母マリアの秘蹟を描写した、器楽による宗教曲(!)「ロザリオのソナタ」の掉尾を飾る無伴奏曲。バッハ以前のヴァイオリン曲では1、2を争う名作。宗教性と旋律美と技巧の全き結合。
ジェズアルド レスポンソリウム タリス・スコラーズ
(Gimell)
頻出する半音階が、引き裂かれるような心の痛みを表現するジェズアルドの音楽。
モンテヴェルディ 聖母マリアの夕べの祈り ハンス・マルティン・シュナイト(指揮)
(Archiv)
騙されたと思って、「マニフィカトU」を聴いてみてください。それはもう、天国的な美しさ!
(「スペイン古楽集成」より) シロスのモサラベ聖歌集より「エレミア哀歌」 シロスの聖ドミンゴ修道士合唱団
(Hispavox)
1人の修道士が淡々と詠っていく。「イェルザレム、イェルザレム」という哀切窮まりない聖地への呼びかけが、忘れられない。モサラベ聖歌とは、6・7世紀頃のスペインの典礼音楽が、その後イスラム支配下にあったために他のキリスト教会音楽の影響を受けずに残存したもの。
(オムニバス) ルネサンスの舞曲集 ヨーゼフ・ウルザーマー
(Archiv)
「トリスタンの嘆き」の慰藉に満ちた旋律や各種のバス・ダンスの楽しさ。