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2004年08月09日
驚喜! ムラヴィンスキーのシベリウス;第3
- エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮) レニングラード・フィル
- シベリウス;交響曲第3番(Altus)
- 以前、ヴィターリー・フォミーン『評伝 エヴゲニー・ムラヴィンスキー』(河島みどり訳、音楽之友社)を読んだとき、巻末に附されていた指揮者の演奏記録を見ていて、斉諧生偏愛の曲であるシベリウス;第3番をソ連で初演し、計4回指揮していると知って驚いたことがある。
- この曲はシベリウスの7つの交響曲の中ではもっともマイナーで、演奏回数も少なく全集企画でもなければ録音されない曲だからである(カラヤンが跨いで通ったのは有名)。
- ぜひ聴いてみたいとは思ったものの、まあ不可能な夢だろうと諦めていたのだが、それが遂にCD化されたので吃驚仰天、驚喜して発売を待っていたもの。
- 1963年10月27日、レニングラードでライヴ収録されたもので、上記のソ連初演の翌日の記録ということになる。
- モノラル録音だが、ボーナストラックとして擬似ステレオ化された音源が加えられている。なるほどこちらの方が聴き易い。
- 演奏は素晴らしいものだが、最強奏時に音が飽和し盛大に歪んでいるのは残念。
- この曲はシベリウスの7つの交響曲の中ではもっともマイナーで、演奏回数も少なく全集企画でもなければ録音されない曲だからである(カラヤンが跨いで通ったのは有名)。
- なお、ムラヴィンスキーは、この曲以外では第7番と「トゥオネラの白鳥」しか、シベリウスの曲を振っていない。
- レニングラードから見ればヘルシンキはバルト海対岸の街なのだから、もう少し演奏していても良さそうなものだが、そこがムラヴィンスキーたる所以かもしれない。
投稿者 seikaisei : 2004年08月09日 21:43
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コメント
本日の購入の参考に仕りて候。深謝。
投稿者 さいとう : 2004年08月15日 21:20