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2004年08月24日

ヴロンスキのMUZA録音集成

タデウシ・ヴロンスキ(Vn) ほか
ブラームス;Vn協・Vnソナタ第1~3番 & ベルク;Vn協 ほか(MUZA)
これも上記セムコフ盤同様、ユビュ王の食卓さんで情報と入手についてお世話を頂戴したもの。<(_ _)>
 
ヴロンスキは、正直申して初めて名を聞くヴァイオリニストだが、1915年生・2000年没、ワルシャワ出身で同地の音楽院を卒業、のちアンドレ・ジェルトレルに師事した。
第2次大戦後のポーランド音楽界の再建に努め、ワルシャワ音楽院で教鞭を執るかたわら、ワルシャワ五重奏団の第2Vn奏者として活動(第1Vnはブロニスワフ・ギンペル)、メンバーのウワディスワフ・シュピルマン(@「戦場のピアニスト」)とはしばしば共演した。
演奏活動に加え、ヴィニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールの創設に尽力したほか、1990年には自らの名を冠した「タデウシ・ヴロンスキ無伴奏ヴァイオリン・コンクール」を始めた(その後、1992・95・97・2000年に開催)。
当盤は、今年2月に実施された第6回(国際コンクールとしては第3回)を記念してリリースされたもの(上記の公式Webpageにコンクールの結果が掲載されていないのは不審)。
収録曲は、
ブラームス;Vn協(ヤン・クレンツ(指揮) ワルシャワ国立フィル、1961年録音)
ベルク;Vn協 & トゥルスキ;Vn協(スタニスラフ・ヴィスロツキ(指揮) ワルシャワ国立フィル、1962年録音)
ブラームス;Vnソナタ第1~3番 & ドビュッシー;Vnソナタ(ウワディスワフ・シュピルマン(P)、1957年録音)
いずれもMUZAのLP録音を覆刻したもので、音質には問題ない。
 

投稿者 seikaisei : 2004年08月24日 15:19

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