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2004年11月07日
アンスネスのK.456
- レイフ・オーヴェ・アンスネス(P & 指揮) ノルウェー室内管
- モーツァルト;P協第18番(EMI)
- まず何より管弦楽部の雄弁さに驚かされる。
- ピリオド・アプローチを取り入れているのだが、フレージングの細部までアンスネスの意図が徹底されているようだ。
- いつも愛読させていただいているTags of edmundが指摘しておられるように、第2楽章の中間部での陰の濃い表情には肺腑を抉られる思いがした。
- もちろん独奏ピアノも彫りの深い表情付け。第18番K.456は、モーツァルトのピアノ協奏曲の中では比較的採り上げられる頻度の低い曲だが、これほどの演奏だと他の曲にまったく聴き劣りしない。
- アンスネスの炯眼と音楽性に、あらためて感心させられた。
- なお、EMIの公式サイトでリハーサル風景やインタビューを収録したビデオを見ることができる。
- ピリオド・アプローチを取り入れているのだが、フレージングの細部までアンスネスの意図が徹底されているようだ。
投稿者 seikaisei : 2004年11月07日 21:12
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