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2004年11月17日
イッセルシュテットのライヴ音源大量捕獲
- EMIによる北ドイツ放送局音源のCD化、第2期分が店頭に並んだというので馳せ参じる。
- セルやテンシュテットも気になるが、とりあえず立伝の指揮者2人、シュミット・イッセルシュテットとマルケヴィッチ、合わせて6枚を購入。
- セルやテンシュテットも気になるが、とりあえず立伝の指揮者2人、シュミット・イッセルシュテットとマルケヴィッチ、合わせて6枚を購入。
- ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
- チャイコフスキー;交響曲第4・5・6番(EMI)
- 第5・6番はモノラル期にスタジオ録音があったが、初来日時の曲目に含まれていた第4番は初の音盤なので嬉しい限り。
- 第4番は1967年1月16日(モノラル)、第5番は1970年11月1日(ステレオ)、第6番は1965年5月23・24日(モノラル)の、それぞれライヴ録音(会場はすべてハンブルク・ムジークハレ)。
- いずれも多少の古さは感じるものの良好な音質で有り難いが、第4番が2枚にまたがっているのは有り難くない。
- 第4番は1967年1月16日(モノラル)、第5番は1970年11月1日(ステレオ)、第6番は1965年5月23・24日(モノラル)の、それぞれライヴ録音(会場はすべてハンブルク・ムジークハレ)。
- ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
- ドヴォルザーク;交響曲第7・9番(EMI)
- 両曲ともモノラル期(1953年)にスタジオ録音があったが、後年のライヴ録音が良好なステレオでリリースされたことは嬉しい限り。
- 第7番は1970年6月8日、第9番は1969年2月10日、いずれもハンブルク・ムジークハレで収録された。
- 第7番は1970年6月8日、第9番は1969年2月10日、いずれもハンブルク・ムジークハレで収録された。
- ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
- ワーグナー;交響曲・管弦楽曲集(EMI)
- 最も愛する作曲家はモーツァルトというイッセルシュテットだが、ワーグナーでも重量感のある音楽づくりが素晴らしい。
- CDでは一部のSP録音やライヴが覆刻されているだけだが、モノラル期のLPには『指環』抜粋盤もあった。
- 今回、CD2枚組にたっぷり収録されているのは嬉しい限り。
- 珍しい曲目では、
- 交響曲 ハ長調 (1962年8月27~31日、モノラル、NDR第10スタジオ)
- 序曲「ファウスト」 (1971年6月30日~7月2日、ステレオ、NDR第10スタジオ)
- が入っているし、有名曲では
- 歌劇「タンホイザー」序曲 (1967年9月20~22日、ステレオ、NDR第10スタジオ)
- 歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲・第3幕前奏曲 (1972年9月27~29日、ステレオ、ハンブルク・ムジークハレ)
- 楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲 (1967年9月20~22日、NDR第10スタジオ)
- 楽劇「マイスタージンガー」第1幕前奏曲・第3幕前奏曲 (1952年5月6日、モノラル、ハンブルク・ムジークハレ)
- 楽劇「神々の黄昏」より「ジークフリートの葬送行進曲」(1961年9月12~16日、モノラル、NDR第10スタジオ)
- 舞台神聖祝典劇「パルジファル」第1幕前奏曲(1961年10月24~26日、モノラル、NDR第10スタジオ)
- いずれもスタジオ収録で、最も古い「マイスタージンガー」も弦合奏は少しザラッとしているが全体には良好、その他の曲は問題なく優秀な音質である。
- CDでは一部のSP録音やライヴが覆刻されているだけだが、モノラル期のLPには『指環』抜粋盤もあった。
- ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響 ほか
- ベートーヴェン;P協第1・4番(EMI)
- ベートーヴェンのP協といえば、バックハウスと共演したDECCA録音が有名だが、これらはいずれもハンブルク・ムジークハレでのライヴ録音で、
- 第1番はクリストフ・エッシェンバッハ(1968年1月22日、ステレオ)
- 第4番はニキタ・マガロフ(1963年10月20~21日、モノラル)
- が独奏を担当している。
- 音質は良好、このシリーズには珍しく高域よりの明るい音色である。
- 第1番はクリストフ・エッシェンバッハ(1968年1月22日、ステレオ)
- ニキタ・マガロフ(P) ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
- リスト;P協第2番 & チャイコフスキー;P協第1番(EMI)
- 上記ベートーヴェンにも名が見えるマガロフとの共演盤。どちらの曲も初の音盤となるので嬉しい限り。
- マガロフはロシア生まれ、斉諧生はシゲティの女婿として記憶しているが、一般にはリパッティの後任としてジュネーヴ音楽院の教授となり、アルゲリッチはじめ多くの優秀なピアニストを育てたことで有名であろう。
- リストは1961年9月12~16日のスタジオ収録(モノラル、NDR第10スタジオ)、チャイコフスキーは1959年11月30日のライヴ録音(モノラル、ハンブルク・ムジークハレ)。
- 音質はいずれも良好。
- マガロフはロシア生まれ、斉諧生はシゲティの女婿として記憶しているが、一般にはリパッティの後任としてジュネーヴ音楽院の教授となり、アルゲリッチはじめ多くの優秀なピアニストを育てたことで有名であろう。
投稿者 seikaisei : 2004年11月17日 20:18
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