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2005年02月09日

マルケヴィッチの「幻想」(旧録音)

イーゴリ・マルケヴィッチ(指揮) ベルリン・フィル ほか
ベルリオーズ;幻想交響曲 ほか(DGG)
少し前に "Musik...Sprache der Welt" シリーズで出た紙ジャケットの盤。
1953年11月にベルリンで録音された音源で、CDとしては以前"CENTENARY COLLECTION"シリーズで出ていた。
昨年末に購入した同シリーズのシューベルト;交響曲第3・4番での音質改善効果が著しかったので、ベルリオーズも…と捜していた。
聴き比べてみたところ、前回のものが、エネルギー感はあるものの、如何にも古い録音のCD化という感じの硬い音色だったのに対し、今回のマスタリングでは、エネルギー感は多少後退したが、その分響きがすっきりし、音場の見通しが良くなっている。
もちろん古さは否めないにせよ、素直に美しいと言えるレベルになっており、買い換えの値打ちはあったと思われた。
カプリングはビゼー;組曲「子どもの遊び」コンセール・ラムルー管との演奏で、録音は1957年11月。
こちらも一昨年「オリジナル・マスターズ」の箱物で出ていたが、音質比較の傾向は「幻想」同様で、新盤が上回る。

投稿者 seikaisei : 2005年02月09日 22:56

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