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2005年03月16日

今井信子のテレマン

今井信子(Va)
テレマン;12の幻想曲(EPSON)
この曲集を最初に聴いたのは誰の演奏だったか…、グリュミオー(Vn)かホリガー(Ob)か、はたまた有田正広(Fl)であったろうか。
ヴァイオリンによる録音に関してはT.S.さんの素晴らしいWebpageがあるが、ヴィオラでの全曲演奏は初めてではないかと思う。
今井さんの音盤はなるべく入手するようにしているところだが、国内盤フルプライスだからどうしようか迷っていたところ、今日立ち寄った音盤店の試聴機で一聴、直ちに購入せざるべからずと決心した。
はたして『レコード芸術』4月号で皆川達夫先生が熱烈な讃辞を寄せておられる。
分厚い和声感と強靱なポリフォニーの構成感とを内に秘め、今井さんの弓のひとつひとつの動きにつれて、ひとつひとつの音が生命を受けて鮮やかに蘇り、音楽の喜びと感動とともに息づき、歌い、ざわめき、流れ、躍動し、踊り、跳躍してゆく。
皆川さんがこういう熱っぽい月評を書くのは珍しい。
2003年11月、ラ・ショー・ド・フォン(スイス)での録音。

投稿者 seikaisei : 2005年03月16日 22:58

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コメント

(附記)
とんでもない誤りを書いてしまいました。
テレマンの「12の幻想曲」は、ヴァイオリンのものとフルートのものと、題名は同じですが、全く別な曲集です。
どちらも好きな音楽なのですが…(激汗)。

投稿者 斉諧生 : 2005年03月21日 21:20

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