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2005年03月24日
ペレーニのレッスン記録
- 22日付けのYahoo! 新着情報に、金澤亜希子さんというピアニストの公式Webpageが掲載された。
- 「プロフィール、コンサート情報、ハンガリーへの留学日記等。」という説明文に興味を惹かれ訪問してみたところ、もしやと期待したとおり(!)、プロフィール欄に
- 「室内楽をペレーニ・ミクローシュ氏に師事。」
- と記されている。
- そして、リスト音楽院・留学日記には、ペレーニ師のレッスンやコンサートの感想が綴られている。
- それによると、レッスンは2003年10月~2004年6月の間、前後22回に及び、
- 「伴奏にも妥協を許されないご指導で、レガートで歌うところをできるまで弾かされたりしました。」
- 「先生と一緒に弾く時、少しでもタイミングが合わなかったり、先生の納得される音楽でないと何回でもやり直されます。
- しかも、怒るわけでも何か言うわけでもなく、無言でこだわりを追求されています。」
- 等と、ペレーニ師らしい様子が窺えるが、中でも印象的だったのは、
- 「レッスン後、春の明るい日差しの入る部屋で、先生が穏やかにお話しして下さったことが印象的でした。
- ブダペストの山やブダペストの外、センテンドレとかを歩くと、地面からの放熱でエネルギーを得られて、音楽へのパワーも湧いて来るというようなお話でした。」
- という記述。
- 「伴奏にも妥協を許されないご指導で、レガートで歌うところをできるまで弾かされたりしました。」
- 別なところで金澤さんは「ペレーニ先生は仙人みたいなので」と書いておられるが、自然から音楽のエネルギーを吸収するというあたり、まさしく「仙人」といえよう。
- 彼ならば、霞を食って生きている、と言われても不思議ではないような気がする。
- もっとも「ブダペシュトの日本料理屋に詳しい」という報告もあるのだが(笑)。
投稿者 seikaisei : 2005年03月24日 20:06
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