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2005年04月02日

福島章恭『交響曲CD 絶対の名盤』

福島章恭『交響曲CD 絶対の名盤』(毎日新聞社)
昨日の記事に書いた職種の変化で、当面必要な書籍の買い出しに出かける。
もっともいったん書店に足を踏み入れたからにはクラシック関係の書棚を点検せざるべからず(笑)。
そうしたところ、福島章恭氏の新著が平積みになっていたので是非ともと購入。
五十年後、百年後に聴かれつづけるべき、『永遠の名盤探しの旅』」を試み、『一時の流行や外面のスタイルにとらわれず、深く心に響く『本物の演奏』を追い求める」ことを自ら課した、と序文に記しておられる。
同一の演奏であっても、国内盤CDや輸入盤CD、あるいはオリジナル盤LP等々、マスタリングやプレスの違いを追究、音質の差に言及しておられるので、蒐集には非常に役立つ。
分量的にも300頁近く、著者渾身の一書と言えよう。是非々々、手に取られることをお薦めしたい。
斉諧生的には、パレーレイボヴィッツシュミット・イッセルシュテットという「斉諧生音盤志」に立伝した指揮者、あるいはマークモントゥーシューリヒトクナッパーツブッシュといった憧憬の指揮者に多くの紙幅が割かれており、非常に悦ばしい。
パレーではシューマンベルリオーズフランクサン・サーンス、レイボヴィッツではベートーヴェンが採り上げられている。
 
一方、アンセルメハイドンベートーヴェンコリン・デイヴィスベートーヴェンなど、一般の評者が顧みない演奏にも光をあてておられるところ、非常に興味を惹かれる。
 
…これでまた、蒐集リストが伸びてしまった(汗)。

投稿者 seikaisei : 2005年04月02日 18:04

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コメント

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投稿者 Eric Dickinson : 2005年12月14日 00:09

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