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2005年04月03日

ルーデルとフォルクスオーパー響

ジュリアス・ルーデル(指揮) ウィーン・フォルクスオーパー響
J・シュトラウス;管弦楽曲集(VSOW自主製作)
これはアリアCDさんから届いたもの。
いつも大手音盤店では入手の困難なCDを紹介してくださるお店だが、これもオーケストラの自主製作盤とのこと。
「2004年、サントリー・ホールでのライヴ録音」と書かれているので、おそらく同年1月1~3日に催されたニューイヤー・コンサートで収録された音源と思われる。
指揮者は1921年ウィーン生れ、1938年17歳でアメリカに移民したというから、おそらくオーストリアを併合したナチス・ドイツの迫害から逃れたのであろう。
その後、ニューヨーク・シティ・オペラバッファロー・フィルなどアメリカを中心に活動してきた人だが、雀百まで何とやら、「古き佳き維納」の香りを漂わす音楽はウィーンの楽員達さえも魅了しつくしたそうだ。
アリアCDさんの紹介記事では、
今回ウィーン・フォルクスオーパー響は、この演奏会があまりにすばらしかったのでCD製作を思いついたという。(中略)
 今回のCDは彼らがお金を出し合って製作したもの。ただ製作したはいいものの、販売ルートがなくて現段階ではコンサート会場でしか売られていないという。
とある。
収録曲は、「こうもり」序曲「ジプシー男爵」序曲ワルツ「ウィーンの森の物語」ワルツ「美しく青きドナウ」ラデツキー行進曲ほか。
なお、ウィーン・フォルクスオーパー響は、公式Webpageによれば、1978年、フォルクスオーパー所属楽員の有志によって結成された、交響曲・管弦楽曲を演奏するための団体ということである。

投稿者 seikaisei : 2005年04月03日 23:02

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