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2005年08月01日

高宮利行『アーサー王伝説万華鏡』

高宮利行『アーサー王伝説万華鏡』(中央公論社)
1995年刊行の旧著。もともとは雑誌『マリ・クレール』への連載であったとか。
一昨日、浮月斎大人のblog即席浮月旅團を拝読していて、情報を頂戴した書籍。
なんとショーソン;歌劇『アルチュス王』に関する一文が掲載されているというから読まざるべからず。
日本の古本屋で捜してオーダーしたところ、あっという間に届いたもの。
ショーソン作品については16頁が割かれており、梗概や簡単な上演史、ワーグナーとの比較と「脱ワーグナー化」等について、説明されている。短いが、まず有用な情報であった。
そのほか、これも鍾愛の映画、ジョン・ブアマン監督の『エクスカリバー』も取り上げられているし、巻末の「軍艦から医療器具まで~アーサー王伝説我楽多市」は蒐集癖者には麻薬のような章。同じものを集めたいわけではないが、非常に刺激される。
久しぶりに「アーサー王伝説」熱が、ぶり返しそうである。

投稿者 seikaisei : 2005年08月01日 16:01

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