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2005年08月30日

快挙! パレーのピアノ曲全集!!

フラビオ・バラーニ(P) エドゥアルド・ペロン(指揮) デトロイト聖母被昇天洞窟教会管
パレー;P作品全集(GROTTO)
前にパレー作品のCDを購入した、アメリカの自主製作盤等の販売サイトCD BABYからメールが届いた。
パレー作品の新譜が出たが注文しないか、というのである。もちろん即座にオーダーしたこと、言うまでもない。
今回のディスクも、デトロイト聖母被昇天洞窟教会のエドゥアルド・ペロン師が製作されたものである。まことに頭が下がる。
パレーの作品集第5巻ということで、ピアノと管弦楽のための幻想曲のほか、独奏曲24曲・4手連弾曲1曲の計26曲がCD2枚に収録されている。
年代的には1903年作曲のスケルツェットから1930年のプレリュード 変ホ短調までに及ぶが、おおむね1909~1913年頃に集中している。詳細は、後日、パレー・ディスコグラフィの頁に掲載する予定。
独奏者のバラーニはブラジル生まれ、7歳でテレビに出演、9歳でオーケストラと演奏旅行をしたという神童で、13歳でフランスに渡ってタリアフェロに師事。20歳でアメリカに渡りロジーナ・レヴィンアルトゥール・バルサムに学んだ。現在はミシガン州オークランド大学の教授でピアノ演奏部門の
何度か来日しているようで、チラシやレッスンの感想などをWeb上で見つけることができた。
また、今回の録音についてのインタビュー・ページもあり(英語)、概略次のように語っている。
十代の頃、タリアフェロ先生がシャンゼリゼ劇場でパレーと共演されたとき、楽屋で紹介してもらい、畏敬の念に打たれたことを覚えている。
だから、ペロン神父様からお話をいただいたとき、即座に、パレーの曲を弾いてみたい、と答えた。ちょうど大学の研修期間だったので、その間に勉強してみることにした。
パレーの音楽はリズムとイマジネーションがあって美しいし、速いパッセージも多いがバランスが良く取れていて、完璧だ。
またバラーニは、フランスへ赴き、出版社でパレーの手稿を調べて出版譜の間違いを点検し、パレーの家族にも接触して、作曲者の考えを確認したという。
2004年1月、デトロイト聖母被昇天洞窟教会での録音。

投稿者 seikaisei : 2005年08月30日 23:42

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コメント

せっかく情報をいただいたのですが、既に品切れでした…。
Grotto Productionsとの直接取引が困難だという話なので、どこかのショップがまとめ買いしてしまったのかもしれませんね。
パレーの作品が注目されるのは嬉しいことですが、やっぱり自分が手に入れられないとなぁ…(苦笑)
ところで、ペローネ師のディスクといえばこれは入手されましたか?
http://cdbaby.com/cd/detroitctrio

投稿者 roi ubu : 2005年09月05日 22:25

なんとヴィエルヌのチェロ・ソナタを!
早速オーダーします!!
 
いつも貴重な情報、ほんとうにありがとうございます!!!

投稿者 斉諧生 : 2005年09月06日 01:12

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