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2005年10月15日

レヴァインのマーラー第3

ジェイムズ・レヴァイン(指揮) シカゴ響 ほか
マーラー;交響曲第3番(RCA)
1975年6月に録音されたもので、当時、ポスト・バーンスタイン世代のマーラー指揮者としてはレヴァイン、アバド、メータの名前が挙げられるのが常。中でもレヴァインは、最も早くマーラー全集を完成させるのではないかと言われていた。
結局のところ、彼はいまだに第2番・第8番の録音を果たしておらず(第8番第1部のみシカゴ響自主製作盤あり)、「マーラー指揮者」として数えられることも少なくなっているように思われる。
この第3番は、LPでは架蔵していたのだが、シカゴ響の機能性を十全に発揮させた痛快な演奏という記憶があり、某オークションに出品されたのを機に落札したもの。
なお、ジャケットの表紙絵は、特にモーリス・センダックに委嘱して描かれた。
このは最近見かけないのだが、センダック流の動物たちが取り囲む小屋の窓に作曲家のシルエットが浮かび、彼に天使が花を捧げているという素敵なものなので、CDのジャケットという狭い額縁に押し込めず、ぜひ広く親しまれてもらいたい。

投稿者 seikaisei : 2005年10月15日 23:34

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