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2005年10月13日
モントゥーの新発見音源
- フィリップ・アントルモン(P) ピエール・モントゥー(指揮) ロンドン響
- チャイコフスキー;P協第1番(CASCAVELLE)
- リリース情報に接して耳を疑った、モントゥーの未発表正規録音。これまで各種の資料等でも見たことがなかった。
- 曲目としてはオグドンとのCDも出ているが、ともかくその実力に比べて録音が圧倒的に少ないと思われるモントゥーだけに、たいへん貴重なリリースである。
- ブックレットの解説によれば、1958年に録音されながら、レコード会社の変更など契約上の理由で発売に至らなかったという。
- 今ではずいぶん丸くなったピアニスト(近年は指揮者としての活動の方が多いかも)だが、録音当時は24歳ほど、ジャケット表紙のポートレートは別人かと見紛う鋭い顔つきである。
- 音質的には今ひとつ冴えないが(音のボディが少し痩せている感じ)、演奏内容は八十翁とは思えない熱気に満ちたもの。
- アントルモンも、覇気に満ちたピアノが素晴らしい。どちらがどちらに火をつけたのだろう?
- もし、もっと良質なマスター・テープが残っているのなら、そちらによるCDを聴いてみたいものだ。
- 曲目としてはオグドンとのCDも出ているが、ともかくその実力に比べて録音が圧倒的に少ないと思われるモントゥーだけに、たいへん貴重なリリースである。
投稿者 seikaisei : 2005年10月13日 22:14
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