« レヴァインのマーラー第3 | メイン | 音楽茶房「風韻」訪問記を執筆 »

2005年10月16日

オッテルローの録音集成!

ヴィレム・ファン・オッテルロー(指揮) ハーグ・レジデンティ管
オリジナル録音集成(1950-1960)(CHALLENGE CLASSICS)
このところ蒐集しているオッテルローが、Philipsに残した音源がまとまってCD覆刻されるというので、驚喜乱舞、予約特価で一番安い値段だったgoodiesにオーダーしたところ、早くも届いた。
1950~60年にオッテルローとレジデンティ管がPhilipsに録音した125の音源から38曲と、DGGに録音したハイドンの交響曲を加えたもの。
ブックレット(約100頁、オリジナルジャケットの写真満載。白黒なのが惜しい)によると、Philipsでもマスターテープの保存状態は芳しくなく、ブラームス;大学祝典序曲はテープ不良のため収録できなかったという。
また、サン・サーンス;交響曲第3番は、曲目としては魅力的でオッテルローとオーケストラの演奏はスリリングなのだが、オルガンの状態がひどく、鑑賞に堪えないという判断で除外されたという。
…まだまだLPで蒐集を続けないといけない、ということか(苦笑)。
主な収録曲は、
ハイドン;交響曲第45・55・92番
ベートーヴェン;交響曲第4・8・9番
シューベルト;交響曲第8番「未完成」
ブルックナー;交響曲第4番
ブラームス;交響曲第1番
マーラー;交響曲第4番
ベルリオーズ;幻想交響曲
チャイコフスキー;交響曲第4番
ラヴェル;組曲「ダフニスとクロエ」第1・2番
ムソルグスキー(ラヴェル編);組曲「展覧会の絵」
といったところ。
ワヘナールディーペンブロックアンドリーセンといったオランダの作曲家やモートン・グールドの作品が含まれているのも面白そうだ。

投稿者 seikaisei : 2005年10月16日 13:30

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://202.212.99.225/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/978

コメント

斉諧生さん、こんにちは。オッテルローのCDボックス13枚組なんて夢みたいですね。小生も発売を心待ちにしていたところです。前に愛聴盤として挙げたハイドン、ベートーヴェン(第九)、ラヴェルが悉く収録されているのも嬉しい限り。欲をいえばフランスものがやや少ないなぁ、サン=サーンスは名演なのに…と思っていたのですが、マスターテープの保存に難があったのですね。小生としては、未架蔵のベートーヴェンの第4やオランダ20世紀の数曲が聴けるのが楽しみです。 小生は15年ほど前、オッテルローのご子息クリスさんと偶然知り合いになり、お持ちでないというLPをいろいろ探したのを機に、すっかりこの指揮者の虜になりました。クリスさんによれば、オッテルローは大の日本贔屓で、読響を振りに来日するのをいつも楽しみにしていたとか。円熟のさなかにオーストラリアで不慮の輪禍に巻き込まれ、進行中のベートーヴェン交響曲全集(Chandos)が未完に終わったのはまことに残念でした。 追記)先にお送りしたコメントには誤記がありましたので、再送します。恐縮ですが、前便を消去して下さい。

投稿者 沼辺信一@千葉 : 2005年10月16日 20:27

沼辺様、こんにちは。
 
御訪問とコメント、ありがとうございます。
本当に嬉しいリリースでした。お薦めの「ダフニス」をさっそく聴いてみましたが。冴えた良い演奏ですね!
あとを聴き進めるのが楽しみです。
 
サン・サーンスですが、テープの状態というより、オルガンの楽器の状態が悪いというふうに読めました。
(英語力に自信がないので、間違っておりましたら御容赦を)
 
読響を盛んに振っておられたとのこと、そちらのライヴ盤などが出ないかと思いますけれど、それは更に夢かなぁ…。。。
 
では、今後ともよろしくお願い申し上げます。

投稿者 斉諧生 : 2005年10月16日 22:07

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)