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2005年12月14日

ペレーニのバッハ無伴奏の映像発売!!!

かねて情報を耳にしていた、ミクローシュ・ペレーニバッハ;無伴奏Vc組曲(全曲)を演奏した映像が、ついにDVD化され発売される(HMV)。
 
 2000年11月の来日公演のサイン会で本人から「録画したことがある」と聴いて以来、PALでもいいからビデオテープが手に入らないかブダペシュトの音盤店にメールを書いたり、CLASSICAで放映されないか、こまめにスケジュールをチェックしてきたりした。
 風の便りに、キング・インターナショナルが商品化を検討されていると聞き、期待していたのだがなかなか商品として登場せず、ほとんど諦めかけていた。
 それが、ようやく、ようやく実現するのである。狂喜乱舞を通り越して、ほとんど茫然としている。
 
あの「神品」が、より円熟味を増して再現されるはず(彼の再録音に不出来なものがある可能性は考えられない)。是非是非の是非盤として、声を最大にしてお薦めし、発売を待ちたい。

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2005年11月20日

福島章恭氏の公式Webpage

指揮者・評論家の福島章恭氏の公式Webpageが公開された。
氏が主宰する合唱団や室内オーケストラや氏の著書の紹介、日記などが掲載されている。
またリンク集には当「斉諧生音盤志」を御紹介くださっており、光栄の限り。
氏の演奏活動は首都圏が多いようだが、いつかステージを拝聴したいものである。

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2005年11月13日

ペレーニは札幌公演のみ

先日この欄でお知らせした、ミクローシュ・ペレーニの来日公演について、札幌以外での演奏会の有無を招聘元に問い合わせていたが、結局、これ以外の公演予定がないという回答をいただいた。

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さそうあきら『マエストロ』連載再開

斉諧生の見るところ、『のだめカンタービレ』を超えるオーケストラ漫画、さそうあきら『マエストロ』の連載がWeb上で再開された。
月2回連載とのこと、これを無料で読ませてもらって大丈夫かと心配なくらいだが、まずは慶んでおきたい。

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2005年11月05日

《特報》ペレーニ、来年2月に来日公演

来年2月、ミクローシュ・ペレーニが来日する。
札幌で開かれる、第9回リスト音楽院セミナーの講師として招かれているようだ。
 
そして、「講師による特別コンサート」として、リサイタルが開かれる。
招聘元に照会したところ、Webpageに掲載されているよりも詳細な情報が判明したので掲載する。
 
公演名:第9回リスト音楽院セミナー 講師による特別コンサート
ミクローシュ・ペレーニ チェロ・リサイタル
日時;平成18年2月19日(日) 午後4時30分開場、午後5時開演(公演時間;約2時間)
会場;札幌コンサートホールKitara 小ホール
曲目;
バッハ;無伴奏Vc組曲第6番
ブリテン;無伴奏Vc組曲第2番
プロコフィエフ;Vcソナタ
ドビュッシー;Vcソナタ
出演;ミクローシュ・ペレーニ(Vc) イシュトヴァン・ラントシュ(P)
チケット;全席指定 一般3,500円、学生1,000円、小中高生500円(各税込み)
電話予約;Kitaraチケットセンター(011-520-1234)、チケットぴあ(0570-02-9999)、ローソンチケット(0570-000-777)
 
バッハが最も聴き応えのある第6番、深みのあるブリテンの無伴奏、録音のないプロコフィエフ等々、曲目的にも極めて興味深い。
日曜日としては遅めの開演時間で、大阪在住の身としては辛いものがあるのだが、これは何とかして、是非々々聴きに行きたいと、今日から発売のチケットを確保した。
 
なお、他の地域での演奏会の有無について問い合わせているが、今日時点では回答が届いていない。

投稿者 seikaisei : 23:08 | コメント (0) | トラックバック

音楽茶房「風韻」のWebpage

先月10日の記事で御紹介した、音楽茶房「風韻」公式Webpageを公開された。
CD、LPをお持ちいただければ店主自慢のオーディオでお聴きいただくことが出来ます。
定休日には1人~16名で貸切いたします。お1人での音楽鑑賞や同窓会などにご利用ください。
とのこと、ぜひこの「大人の癒し空間」を、御活用いただければと願う。

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2005年10月23日

アラン・ギルバートのステーンハンマル

メメント・モリさんによると、アラン・ギルバートがカーネギー・ホールでステーンハンマルを指揮したとのこと。
ストックホルム・フィルのアメリカ・演奏旅行で、ソリストにアンネ・ゾフィー・フォン・オッターを帯同、彼女の独唱で
歌曲集「牧歌と警句」の第2曲、夏至祭前夜にリボンを結ぶ女の子
を、更にアンコールで
ステーンハンマル;カンタータ「歌」より間奏曲
を披露したという。

投稿者 seikaisei : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月14日

オクタヴィア・レコードの公式Webpageリニューアル

オクタヴィア・レコード公式Webpageがリニューアルされた。
更新履歴では10月8日付けになっているので、1週間ほど前のことだったようだ。
以前のページはjavaか何か、ずいぶん重くて時にブラウザが落ちたりするので見に行きづらかったのだが、今回、かなりすっきりしたのは助かる。
また、久しぶりに江崎プロデューサーの日記が復活した。
数年前、活発に書いておられた頃には、録音情報や演奏家の素顔など貴重な情報を楽しみにしていたので、細く長く、続けていただきたいものである。

投稿者 seikaisei : 21:19 | コメント (0) | トラックバック

「死ぬまで買うぞ」(荒俣宏)

普段このWebpageでは直接クラシックに関係のない話題を控えているのだが、「荒俣宏のオークション博物誌」なるblogが開設されたニュースは、紹介しないわけにいかない。
なにしろ、最初の投稿のタイトルが「死ぬまで買うぞ」
わたしは変なもの、不思議なものを買うために、ちょっとこの世に遊びに来た人だから、ここにいる間はかいまくります。
とのマニフェストには感じ入った。蒐集家の端くれとして脱帽拝礼せざるべからず。
『帝都物語』以降、氏の著作はずいぶん「薄く」なったのであまり買ったり読んだりしていなかったが、やはり偉大な先達と申し上げるほかあるまい。
もちろん斉諧生のごとき貧書生、一桁二桁、いや三桁くらい下の金額レベルではあるのだが、氏の言葉を拳々服膺してまいりたい。

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2005年10月10日

音楽茶房「風韻」訪問

家人ともども、音楽茶房「風韻」へお伺いする。
マスターが所謂「脱サラ」(もう死語かな)をして始められたお店で、
大人のくつろぎ・癒し空間の提供を目指した
との言葉どおりで、上品で落ち着いたインテリア、素晴らしいオーディオで聴く音楽、凝った食器で頂戴する美味しいコーヒーや飲み物、マスターの暖かいもてなしなど、とてもすてきな時間を過ごさせていただき、あっという間に2時間ほどが過ぎてしまった。
 
室内の様子は、とりあえず、「風韻」が紹介されているWebpageでごらんいただきたい。
実際は更に素晴らしく、マスター御夫妻の美意識で統一を与えられた、瀟洒で落ち着いた美しさが光っていた。
 
斉諧生にとって垂涎のオーディオは、およそ次のような構成。
CDプレーヤー:スチューダーD730
LPプレーヤー:ガラード301(アーム:FR64S、カートリッジ:オルトフォンMC30)
プリアンプ:KRELL KBL(自作の真空管製も併用)
メインアンプ:EL84pp(新忠篤氏の雑誌記事による)
スピーカー:ALTEC 601A(30cmフルレンジ)+パイオニアのリボンツィータ
(ALTEC 601Aはユートピア製「シンフォニーマスター」に格納。上記リンク先の画像で見ることができるが、キャビネットの高級家具のような輝きやグリルの細工の美しさは残念ながら伝わってこない)
 
けっして最高峰の機器というわけではないけれども、かなり手を掛けてこられたシステムらしく、出てくる音は、ただただ素晴らしいのひとこと。
マスターはジャズがお好きということで持参した「アート・ペッパー・ミーツ・リズムセクション」(1950年代、ステレオ初期の名演名録音)からは、身をよじるようなサキソフォンの音色や、ドラム奏者の気持ちの昂ぶりが伝わってくるような迫真のパーカッションなど、言語に絶する音が再生された。
クラシックでも、S.クイケンによるバロック・ヴァイオリンの音色の木質感などが手に取るように、実に美しく再現されており、次に来るときには、バッハの無伴奏Vn・Vc両曲集は必携と感じ入った。
マスター御推薦の「オルケストル・ド・コントラバス」の超リアルな低音・胴を叩く音には、本当にこれがスピーカーから出ている音なのか、疑いたくなった。
片チャンネル重さ100kgともいう、スピーカーが威力を発揮しているのだと思う(もちろん入口~アンプも凄いのだが)。
自作真空管アンプを持ち寄ってもらって、聴き比べたり、オーディオや真空管の話に花を咲かせたりするような集まりも、このスペースでできればいいなと思っているんです。」と、マスターがおっしゃっていた。
そう、どなたか企画されませんか?
 
上記の機器以外に、EMTのプレーヤーRCAの励磁型スピーカーも待機中とのこと。う~ん、羨ましい…(絶句)
その他にも、マスター御自慢のコーヒーは、ここ数年、どこの喫茶店でも味わったことのない香り高いもの、お嬢さんが練習しておられるというピアノも円やかな音色の美しい楽器。
 
個人での利用のほか、貸切も実施されており、このスペースの特長を生かせる企画があれば、ぜひ申し込んでいただきたいというお話であった。
「隠れ家」的な場所にしたいというコンセプトで、神戸市垂水区の山手の住宅街の一角にさりげなく建っている(看板を出しておられない)。また最初の利用には紹介者が必要なので、とりあえずは斉諧生までお問い合わせを。
知人がやっているからといって大袈裟なことは申しておりません。実地にお訪ねいただければ納得していただけると確信しております。<(_ _)>

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2005年09月11日

ステーンハンマル友の会、スケジュール発表

ステーンハンマル友の会の新しいコンサート・シリーズのスケジュールなどが発表された。
当「斉諧生音盤志」トップページからリンクさせていただいているステーンハンマル友の会のWebpageが更新されている。
注目は、来月からスタートする新シリーズの日程・曲目・演奏者(予定)が公表されていることで、特に来月の
10月29日(土) 
和田記代(P)
ステーンハンマル;Pソナタ ト短調
には、ぜひ御注目を。
ステーンハンマルのピアノ・ソナタ4曲中、最も聴き応えのある作品である。
(ところが本業の予定が詰まっていて聴きに伺うことが叶わない…(号泣))
 
賛助会員募集のお知らせも発表されており、ぜひぜひ御厚志をお寄せくださいますよう、伏してお願い申し上げます。
<(_ _)>

投稿者 seikaisei : 22:20 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月08日

レイボヴィッツによる「ヴォツェック」概説

当ページを御覧下さっている方から、音楽之友社発行の『名作オペラブックス「ベルク;ヴォツェック」』に、レイボヴィッツの評論(邦訳)が掲載されていると、御教示をいただいた。
それならたしか…と本棚を捜してみると、案の定、架蔵していた(汗)。ケーゲル盤を入手した頃に購入した記憶がある。
レイボヴィッツの文章は、「アルバン・ベルクの『ヴォツェック』概説」というタイトルで、著書『オペラの歴史』(1957年)から転載されたもの。譜例入りで13ページほど。
 
あらためて御教示に感謝申し上げたい。

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2005年08月01日

原田陽さんのルクー録音

あれこれ調べていて、ヴァイオリニスト原田陽さんの公式Webpageにたどりついた。
「Listening Room」のページに、ルクー;Vnソナタ第1楽章のMP3音源が置かれているのを発見。
2004年5月30日、Hakujuホールでのライヴ録音とのこと。ピアノは吉田あかねさん。

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2005年05月25日

アンリ・コックのルクー;四重奏曲

先だってルクー;VnソナタのSP録音について情報をくださった方から、今度はP四重奏曲のSP録音について、貴重な情報を頂戴した。
Vnはもちろんアンリ・コック、そのほかジャン・ロジスター(記念コンクールが開催されるほどの人だったようだ)、リド・ロジスター(Vc)、シャルル・ファン・ランケル(P)という演奏者による1932年頃の録音で、フランス・ポリドールからの発売だったとのこと。
 
たびたびの御厚意に、あらためて心から感謝を申し上げたい。<(_ _)>

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2005年05月09日

アンリ・コックのルクー

当ページをごらんいただいた方から、アンリ・コック(Vn)によるルクー;VnソナタのSP録音についての情報を頂戴した。
それによれば、1930又は32年の録音で、日本ポリドールからの発売。
ピアノはシャルル・ファン・ランケルというから、仏LUMEN盤LPとは別録音ということになる。
 
御厚意に、あらためて感謝の意を記しておきたい。<(_ _)>

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2005年04月16日

山崎浩太郎氏のWebpage

「演奏史譚」家山崎浩太郎氏が公式Webpage「はんぶる」を開設された。
日記のほか、山崎氏のライフワークである1960年について、以前HMVのフリーペーパーに連載された「ウィーン/六〇」『レコード芸術』誌に掲載されたライヴ歳時記が、公開されている。
現在まだ一部に留まっているが、毎月、更新されていく予定とのこと。
主要なコンテンツは、縦書表示を実現するため、gif画像でアップロードするというこだわりようが凄い。
ぜひ順調な更新と新情報の提供を期待したい。
なお、今月下旬、山崎氏の翻訳により、音盤史上、最も重要な人物の一人であるジョン・カルショーの回想録『レコードはまっすぐに』が刊行される予定である。
長年、日本語版の出現を鶴首していた著作であり、一人でも多くの方が手に取られるよう、願ってやまない。

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2005年03月24日

ペレーニのレッスン記録

22日付けのYahoo! 新着情報に、金澤亜希子さんというピアニストの公式Webpageが掲載された。
「プロフィール、コンサート情報、ハンガリーへの留学日記等。」という説明文に興味を惹かれ訪問してみたところ、もしやと期待したとおり(!)、プロフィール欄に
室内楽をペレーニ・ミクローシュ氏に師事。
と記されている。
そして、リスト音楽院・留学日記には、ペレーニ師のレッスンやコンサートの感想が綴られている。
それによると、レッスンは2003年10月~2004年6月の間、前後22回に及び、
伴奏にも妥協を許されないご指導で、レガートで歌うところをできるまで弾かされたりしました。
先生と一緒に弾く時、少しでもタイミングが合わなかったり、先生の納得される音楽でないと何回でもやり直されます。
 しかも、怒るわけでも何か言うわけでもなく、無言でこだわりを追求されています。
等と、ペレーニ師らしい様子が窺えるが、中でも印象的だったのは、
レッスン後、春の明るい日差しの入る部屋で、先生が穏やかにお話しして下さったことが印象的でした。
 ブダペストの山やブダペストの外、センテンドレとかを歩くと、地面からの放熱でエネルギーを得られて、音楽へのパワーも湧いて来るというようなお話でした。
という記述。
別なところで金澤さんは「ペレーニ先生は仙人みたいなので」と書いておられるが、自然から音楽のエネルギーを吸収するというあたり、まさしく「仙人」といえよう。
彼ならば、霞を食って生きている、と言われても不思議ではないような気がする。
もっとも「ブダペシュトの日本料理屋に詳しい」という報告もあるのだが(笑)。

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2005年03月22日

堀米ゆず子さん、モーツァルト演奏を語る

朝日新聞アスパラクラブというWebsiteに、堀米ゆず子さんと児玉桃さんのインタビューが掲載されている。
読むためには会員登録しなければいけないが(無料、ただし個人情報必要)、特に堀米さんの発言には注目せざるべからず。
シャーンドル・ヴェーグから学んだというモーツァルト観を披瀝しておられるのだ。
以下、引用。
 
ひとつの曲の中に、たとえば雑踏の中にまぎれこんでいきたいと思うときの心境と、まぎれこんでいてもやっぱり一人だなぁ、とぽつんとした感じとか、そういうのがさりげなく混在している。深淵(しんえん)をのぞき込むような暗さが現れたと思ったら、そのあとこっちを向いてアハハって笑っている。一つの曲の中でそういうシーンを行ったり来たりするんです。
 しかもモーツァルトは心情の移り変わりがぱっと変わる。コロッと変われないとダサイんです。だからモーツァルトをベタッと弾いちゃったり、思い入れを入れ過ぎちゃだめなんです。
 シャンドルベークというザルツブルクで教えていたハンガリー人の名教師がいて、私はこういうことを全部彼から学んだんです。
 彼はモーツァルトには三つの要素がある、と言っていて、一つはカンタービレ…歌うように、もう一つはグラツィオーゾ…本当に優しく優雅な、そして三つ目はリゾリュート…決然と。アパッショナータでもなければ、エスプレッシーヴォでもない。
 だからどうやって弾いたらいいか、迷ったときにはその三つのどれかをあてはめる。
 
「シャンドルベーク」の表記は、ちょっと情けないが(-_-;、モーツァルトに数々の名演を遺したヴェーグ老師の作曲家観として、ぜひぜひ記録しておきたい。
 
更に堀米さんは「モーツァルトのステージは命がけ」と語るのだが、そのあたりは朝日新聞アスパラクラブのWebpageでお読みください。

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2005年02月20日

録音情報:I.フィッシャーのマーラー第6

調べごとがあってChannel Classicsの公式Webpageを見に行って、ついでに新譜情報を読んでいると、最近同レーベルからリリースが始まっているイヴァン・フィッシャー(指揮) ブダペシュト祝祭管の新譜チャイコフスキー;交響曲第4番の記事の末尾に、さりげなく書かれていた1行に目が止まった。
Expected release Mahler 6 in Fall 2005
彼らの音盤が東欧系楽曲に偏っているのを嘆いていた斉諧生としては、待望の新録音である。まだまだずいぶん先のことだが、鶴首して待ちたい。

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2005年02月13日

ハンブルク・ムジークハレの名称変更

休日の徒然にWebサーフしていると、「ハンブルク日記+ドイツ音楽紀行」というblogに行き当たった。
「ハンブルクで思うこと & オペラ座めぐりの旅日記」という副題通りの興味深い内容が多く、あれこれ読ませていただいていると、ハンブルク「ムジークハレ」から「ライスハレ」にという記事があって吃驚。
ハンス・シュミット・イッセルシュテットらが多くの名演奏の歴史を刻んだ「ハンブルク・ムジークハレ」が、2005年から「ライスハレ」に名称を変更したという。
といってもアメリカ合衆国の新国務長官(Dr. Condoleezza Rice)を記念した命名というわけではない。
1908年の創建に当たり建設基金を寄付した資産家、カール・ハインリヒ・ライス(Carl Heinrich Laeisz)夫妻の姓にちなむのだそうである。
しかも、「ムジークハレ」の名称は1930年代以降のもので、完成当初はやはり「ライスハレ」と呼ばれていたのだという。
命名の変遷の理由については、上記blog記事に詳しい。
 
ホールの公式Webpageのドメインも"www.laeiszhalle.de/"に変更されている。
それに合わせてシュミット・イッセルシュテット小伝中のリンクも変更。

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2005年02月11日

サロネン・LAPのステーンハンマル;セレナード

Anjaさんのblogを拝見して驚愕!
エサ・ペッカ・サロネン(指揮) ロサンジェルス・フィル
ステーンハンマル;セレナードを演奏するという。
 
オーケストラの公式Webでチェックすると、詳細は次のとおり。
日時;平成17年12月1日(木、午後8時)、12月2日(金、午後8時)、12月3日(土、午後2時)
会場;ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール
指揮;エサ・ペッカ・サロネン
シベリウス;交響詩「フィンランディア」
ステーンハンマル;セレナード
グリーグ;P協
(独奏;レイフ・オーヴェ・アンスネス)
 
従来、同曲のベスト盤としてサロネン(指揮) スウェーデン放送響盤(Musica Sveciae)を挙げてきた。
いまや熟成してきたロス・フィルとのコンビで、どんな演奏を聴かせてくれるだろう? いやいや、必ずや超名演となるに違いない。
何とか聴きに行くすべはないものか。できれば3回すべての公演を聴きたいが、土曜のマチネなら本業を1日だけ休めば行けるのではないか。
 
嗚呼、居ても立ってもいられない!

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2005年01月24日

宇野功芳(指揮) 大阪フィル、チケット発売中

1月9日付けの当欄でお知らせした、宇野功芳(指揮) 大阪フィルの公演について、読者の方から情報を頂戴し、オーケストラにも確認したところ、本日からチケットを発売しているとのことであった。
4月10日(日) ザ・シンフォニー・ホール
曲目(予定)
モーツァルト;歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト;交響曲第40番
ベートーヴェン;交響曲第5番
料金
A席;5,000円、B席;3,500円、C席;1,500円
問い合わせ
大阪フィルチケットセンター;06-6656-4890
ローソンチケット、ABCチケットセンター(ザ・シンフォニー・ホール)でも取扱い

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2005年01月22日

来年度の京都市響定期

京都市交響楽団の平成17年度定期演奏会
京都市交響楽団の平成17年度定期演奏会等の予定が公表された(pdfファイル)。
斉諧生的に最も注目したいのは7月定期で、
尾高忠明(指揮) エミリー・バイノン(Fl) キャサリン・バイノン(Hp)
シマノフスキ、パヌフニク、ルトスワフスキ
というプログラム。
また、9月定期に客演するアヌ・タリトルミス;序曲第2番を振るのも興味深いが、メインがチャイコフスキー;交響曲第5番なのが残念。
同じ第5番なら、広島響でのトゥビン(日本初演)とまでは行かなくても、せめてシベリウスであれば…。
 
白井光子クリストフ・プレガルディエンによるマーラー;大地の歌や、RVW;交響曲第6番など、「聴き欲」をそそられる曲目もあるのだが、指揮者が斉諧生にとっては期待できない人なのが無念である。

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東混のリリー・ブーランジェ

リリー・ブーランジェ作品の演奏会
平成17年4月20日(水)、東京混声合唱団第200回定期演奏会で、リリー・ブーランジェ;「平原の夕暮」が演奏される(上記の公式Webpageでは「野の夕べ」と邦訳)。
指揮はドゥニ・ドュペイ、斎木ユリ(P)が共演。
「フランス合唱音楽の系譜」と題され、ルネサンスのシャンソン、バロックの宗教音楽と近現代の作品を通覧するようなプログラムになっている。
近現代作品では、ブーランジェのほかフォーレ;ラシーヌの雅歌ドビュッシー;シャルル・ドルレアンによる3つのシャンソンクセナキス;誓い(Orkos)などを予定。

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2005年01月09日

宇野功芳師インタビュー(湧々堂)

宇野功芳師のインタビュー
湧々堂というWebpageに、宇野師の特集が掲載されている。
内容の中心は、昨年末(12月26日)に行われたインタビューと、その後のアンサンブルSAKURAのリハーサル・レポート。
インタビューに同席されたアンサンブルSAKURAの団長氏が
いわゆる熱狂的な「宇野ファン」というのは団員にはほとんどいないんです。
と語っておられるのは意外だった。
だから先生にベタベタする人はいませんよ(笑)。でも、人間的な信頼というか、絆は強力です。
と団長氏は続ける。
 
そして末尾には「この4月には大阪フィルとのベートーヴェンの「運命」の公演も予定されています!」という正真正銘驚天動地の情報が!!
大阪フィルの公式Webpageには4月以降のスケジュールは掲載されていないし、情報の早い関西クラシック音楽情報も同様。
(その代わり、後者でアンサンブル・フィオレッティとの大阪公演(3月12日)の情報を発見できた。)
これはまさに聴かざるべからず、万難を排して馳せ参じねば…。
 
なお、湧々堂は、注目盤の発売情報や新譜の感想等、非常に充実したWebpage。
特にチャイコフスキー;交響曲第5番のディスコグラフィ、演奏評を盛り込んだチャイ5のすべては、凄いの一言に尽きる。

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2004年12月25日

リリー・ブーランジェ情報(驚喜)

リリー・ブーランジェに関連したWebpageを発見。
Fondation Internationale Nadia et Lili Boulanger
 
パリに本部を置く「ナディア & リリー・ブーランジェ国際財団」のWebpage。
フランス語だけなのでちゃんと読めないのだが(汗)、バレンボイムやデュティユ、ペンデレツキらが理事会に名を連ねている様子で、ピアノと声楽のコンクールを開催するのが主要な事業らしい。
アーカイヴ的な情報量はないが、最新情報が極めて有用。
 
(1) リリー・ブーランジェの伝記がフランスで出版された。→fnac
これまでレオニー・ローゼンスティールによる評伝 "The Life and Works of LILI BOULANGER" が唯一のまとまった著作だった。
ようやく本国で伝記が出版されることになったのは慶賀の至り。
早速オーダーしてみたが、クリスマス休暇で当分は届かないと見込まれるのが残念。…もっとも手にしたところでフランス語では読めないのだが(自滅)。
 
(2) マルク・ミンコフスキカンタータ「ファウストとヘレネ」を上演する。
2005年1月27日、パリ・バスティーユ・オペラ座にて。
管弦楽はパリ国立オペラ座管、独唱者はMarcus Haddock(Ten)、Laurent Naouri(Br)、Patricia Bardon(M-S)。
その他にはフォーレ;劇音楽「ペレアスとメリザンド」ショーソン;交響曲という曲目である。
半年前にわかっていたら渡仏を計画したかもしれない…といったところで資金も休暇もない(残念!)。
せめてネットラジオで中継か放送がないものか。
 
また、NadiaBoulanger.orgというWebpageも見つけた。
姉ナディアの没後25年に当たる2004年に米コロラド大学で開かれた記念シンポジウムを機に開設されたとおぼしいWebpage。
彼女に学んだアメリカ人作曲家の一覧表があったりする。

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2004年12月15日

ガラス製チェロ

ガラス製のチェロが完成したというニュースを見て吃驚。
またそれを弾いているのが長谷川陽子さんで二度吃驚。
重量感があって弾いているとイスがずりずりと後ろに下がってしまうこともありますが
と、ユーモアを含めたコメントが彼女らしい。

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2004年11月08日

コバケンの「辞意」?!

今日の日本経済新聞(朝刊)に、小林研一郎氏が登場。
『"火中の栗"日フィル音楽監督就任/想像超す実態 悔悟やまず』
というショッキングな見出しで、
フタを開けてみると実態は予想を超えて悪かった。2002年度の年間事業収入が12億円なのに、累積赤字は3億円強に膨らんでいた。
いまだに同じ曲を何度も指揮することに少々、卑屈な思いを感じ、事務局には僕の登場回数を減らしてくれ、とお願いする始末だ。
電話で辞意を伝えようとしては思いとどまり、受話器を置き直す毎日だ。
と、愚痴っぽい。
囲み記事のタイトルが「私の苦笑い」とあるから冗談半分ということなのかもしれないし、脇に編集委員・池田卓夫氏のフォロー記事(「辞意を漏らす裏に、熱い思いが溢れる。楽員の生活が双肩にかかっているとの親方意識は誰より強い人なのだ。」との趣意)もある。
とはいえ、組織のトップに立つ人が一般紙に発表する文章としては疑問を感じずにはいられない。談話をまとめた池田記者は配慮不足の謗りを免れないのではないか。

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2004年10月08日

ペレーニのベートーヴェンが発売(続)

 HMVのWebpageを見ていたら、既にペレーニのベートーヴェンが入荷しているようです。
 こちらはECMにオーダーしているのですが、ようやく5日付けでカードに請求があったばかりで、到着までにはまだしばらくかかるでしょう(落胆)。
 とはいえ、上記HMVのコメントによると演奏・録音とも素晴らしそうですので、期待しながら待つことといたします。

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2004年09月30日

ペレーニのベートーヴェンが発売

遂にミクローシュ・ペレーニ(Vc) アンドラーシュ・シフ(P)によるベートーヴェン;Vcソナタ全集が、ECMの公式Webpageに掲載されたので、早速オンラインでオーダーしてみた(代金30.6EUR、送料6.2EUR)。
他の通販サイト(例えばjpc)でも「在庫あり」の表示に変わっているようだ。
送られてくるのが早いか、国内の店頭に並ぶのが早いか、さてどうなりますやら。

投稿者 seikaisei : 22:52 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月26日

ストックホルム・フィルのアンコール曲

 愛読させていただいているblogの一つえすどぅあさんによれば、今日サントリー・ホールで開催されたアラン・ギルバート(指揮) ストックホルム・フィルのコンサートで、ステーンハンマル;カンタータ「歌」より間奏曲がアンコール曲として演奏されたとのこと、誠に喜ばしい限り。
 以前にもパーヴォ・ヤルヴィ(指揮) 東京響ネーメ・ヤルヴィ(指揮) ヨェーテボリ響が取りあげているが、こうした演奏機会が重なって、この佳品が我が国のコンサートホールに定着することを願ってやまない。そして、いつか全曲演奏に接してみたいものである…。

 ストックホルム・フィルは、10月1日(金)、京都コンサートホールに登場するが、本業の状況等を考えると行けそうにない(泣)。曲目からするとアンコールはベールヴァルド;歌劇「エストレッラ・デ・ソリア」序曲1曲だけのパターンだが、気になる気になる気になる…。
 実際のステージに接した方がいらっしゃいましたら、是非々々コメントをお寄せください。
<(_ _)>

投稿者 seikaisei : 23:41 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月15日

新譜情報2点

エリック・ハイドシェック(P) ジャン・ジャック・ヴェルナー(指揮) レオン・バージン管
ベートーヴェン;P協第5番「皇帝」・Pソナタ第5番(INTEGRAL CLASSIC)
レーベルの公式Webpageに掲載されていた。
今年2月のライヴ収録というのが楽しみである。
上記頁にはwww.maguelone.comで買えるように表示されているが、リンクを辿っても、当盤はカタログに出ていない。もうしばらく時間が必要なのだろう。
 
ドミニク・ド・ヴィリアンクール(Vc) エミール・ナウモフ(P)
ベートーヴェン;Vcソナタ全集(EA)
先だってペレーニ師のベートーヴェン全集発売の報を掲載したばかりだが、今度はヴィリアンクールも同じ曲集をリリースするという。ジャケット画像
また、公式Webpageによれば、それに続いてハイドン;Vc協集も発売予定というし、ドビュッシー;Vcソナタチャイコフスキー;P三重奏曲の録音予定も掲載されている。
とにかく楽しみである(^^)。

投稿者 seikaisei : 21:39 | コメント (3) | トラックバック

2004年09月05日

ペレーニのベートーヴェン新全集リリース情報

愛読しているblogの一つ、メメンとモリ@New Yorkさんで、素晴らしい情報に接した。
ミクローシュ・ペレーニのベートーヴェン;Vcソナタ全集の新録音の発売が間近い、とのことである!
上記記事でも引用されている、HMVamazon.comの予告記事を参照。
一昨年末頃に録音が進んでいるとは仄聞していたが、いよいよリリースとは胸が弾む。
レーベル(ECM)の公式Webpageで直販も取り扱っているようなので、どうしたら最も早く入手できるか悩んでみることにしたい(嬉)。

投稿者 seikaisei : 23:47 | コメント (2) | トラックバック