タイトル「自序」


口 上

 斉諧生と申す貧書生でございます。

 貧たる所以は、年間870枚のCDと172枚のLPを購入する(いずれも平成10年度実績)、二十年来の音盤狂いにございます。

 仕事の帰りに音盤屋を廻り、家ではカタログ通信販売やWWWでのオンライン・ショッピングに励んで、6,480枚のCDと3,384枚のLPを蒐集いたしました(枚数は平成11年3月末現在)。

 とはいえ、「山高きがゆえに貴からず」、年々所持枚数が増えても、年々聴き方が粗雑になって参りました。最近では新着のCDをかけながら電網三昧(ネットサーフ)する有様。
 ここで一念発起、音楽に集中し、自分の音楽性に絶えず問いかけ、摩耗しかけた感受性に再び磨きをかけていくために、聴き取り得たものを言語化し、恥を顧みず電網上にアップロードして、皆様方の批判にさらしていくことにいたしました。

 及ばずながら範を浮月斎大人の「pseudo-POSEIDONIOS」、宗庵先生の「白龍亭」に仰ぎ、不遜ながら『史記』のフォーマットを借用して、ここに『斉諧生音盤志』を開陳する次第でございます。(タイトルの由来についてはこちらをごらんください。)
 よろしくおつき合いのほどをお願い申し上げます。


コンテンツ

音盤狂日録
音盤狂いの日々の記録です。CD、LP等の購入状況や、聴いてみた感想等を掲載します。また、いわゆる「What's New」のページとして、更新情報を掲載します。
過去ログを音盤狂昔録として掲載いたしました。(2001/02/03)
 
作曲世家
有名な作曲家の有名な曲について、私の感じ方や、各種CD・LPの聴き比べを掲載します。(『史記』に「〜世家」というジャンルがあります。王国(王朝まではいかない)を築いた人やそれに準じるレベルの人の伝記です。)ただ、現時点では、全然、整備できていません。
近代スウェーデンの作曲家ステーンハンマルのページがオープンしました。バイオ作品表とディスコグラフィ等があります。(1998/05/05)
近代フランスの作曲家リリー・ブーランジェのページがオープンしました。簡単な紹介・推薦盤作品表とディスコグラフィがあります。(1999/05/09)
 
愛惜佳曲書
あまり有名でないけれども、私が大好きな曲を御紹介するページです。交響曲29曲、管弦楽曲33曲、協奏曲17曲、室内楽曲12曲、器楽曲5曲、オペラ2曲、声楽曲10曲、音楽史4曲、現代曲1曲をフレーム構成で掲載しています。ぜひ耳にしていただきたい曲については、MIDIファイルを添付していますので、お聴きください(まだ3曲だけですけど)。現時点で、もっとも力を入れているページです。
MIDIファイル1曲追加しました。(1997/11/03)
 
指揮列伝
私が好きな・注目する指揮者を御紹介するページです。現時点では、フランスの名指揮者ポール・パレーについて、バイオディスコグラフィを掲載しています。
指揮者としてのパブロ・カザルスバイオディスコグラフィを追加しました。(1997/08/24)
イーゴリ・マルケヴィッチ年譜ロシア・バレエ団関係のディスク紹介などを追加しました。(1997/09/15)
デジレ・エミール・アンゲルブレシュトバイオディスコグラフィを追加しました。(1997/11/24)
ルネ・レイボヴィッツバイオディスコグラフィを追加しました。(1998/02/08)
カール・フォン・ガラグリバイオお薦め盤ディスコグラフィを追加しました。(1999/08/28)
 
提琴列伝
私が好きな・注目するヴァイオリニスト・チェリストを御紹介するページです。子供の頃、ヴァイオリンを習っていたため(今はまったくできません)、ヴァイオリンやチェロが大好きなのです(逆にピアノが苦手)。なお、「提琴」はヴァイオリン属を指す中国語。ただ、現時点では、全然、整備できていません。
ハンガリーのチェリストミクローシュ・ペレーニのページがオープンしました。バイオとお薦め盤ディスコグラフィがあります。(2000/09/10)
 
作曲家演奏家生没年対比年表
作曲家約150人、指揮者約480人、器楽奏者約150人を生年順に掲載した年表です(1860〜1962年、作曲家はヴォルフから吉松隆まで、指揮者はダムロシュから藤岡幸夫まで、器楽奏者はパデレフスキーからスティーヴン・ハフまで)。意外な同い年が見つかったりして、なかなか面白い企画だと自負しています。ちょっと重いので御注意ください。
 
演奏会出没表
私が聴いた演奏会の一覧表です(昭和63年以前は摘録)。ホール・日時・演奏者・曲目のほか、寸評等を付記しました。
 
斉諧生読書録
音盤狂いより古い趣味が読書です。まだ著者名・書名のリストだけですが、いずれコメント等を掲載する予定です。
 
斉諧生漫録
音盤以外の話題について、そぞろ語ろうというページです。まだ整備できていませんが、「真空管オーディオの楽しみ」、「ハンガリー国立歌劇場見学記」、「レコード評論家を評論する」等を予定しています。
 
電網四方八通路
リンク集です。『CLASSICA』が見落とした(というより見捨てたのでしょう)オーケストラのホームページや、志を同じくする音盤批評のページを中心に掲載しています。おいおい充実させる予定です。
個人ページを中心に、大量に追加しました。(1999/04/30)

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