音盤狂日録


5月31日(月): 

 

ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響
プロコフィエフ;交響曲第1・5番(CANYON)
フェドセーエフのCANYON録音は見落とせないと考えているところ、第5番があまり好きではないので買いそびれていたプロコフィエフが、某オークションに安く出品されていたので落札したもの。
もっとも、今月に廉価再発されたので、有難味が薄れてしまったが(苦笑)。
1994年5月、モスクワ放送局大ホールでの録音。
 
ペール・テングストランド(P) マグヌス・モルテンソン(指揮) スカンジナヴィア室内管 ほか
「スウェーデンの魅力」(Mindfeel)
これは北欧音楽MLで御教示いただいたCD。
ステーンハンマル作品が含まれているというので入手せざるべからず、レーベルにメールで問い合わせたところ、カードは使えないがPayPalでの支払いを受け付けているとのこと。
どうしたことか、やけにサービスが良く(笑)、「無料で演奏者の直筆サインを入れます」、「サインを入れるために時間がかかり発送が遅れたので、無料でCD(下記参照)を1枚付けます」とのこと。
どうもマイナーレーベルというより個人レーベルに近いようだ。
会社はストックホルムに所在しているようだが、CDはアメリカから発送されている。演奏者もアメリカに本拠を置いているのかもしれない。
閑話休題、収録曲は
スヴェンセン;2つのスウェーデン民謡 op.27
マグヌス・モルテンソン(指揮) スカンジナヴィア室内管
フェーンストレム;Cl協 op.30
スタファン・モルテンソン(Cl) 同上
ステーンハンマル(スタファン・モルテンソン編);ブー・ベルイマンによる5つの歌 より3曲
「星の瞳」・「月の光」・「アダージョ」
スタファン・モルテンソン(Cl) ペール・テングストランド(P)
ステーンハンマル;晩夏の夜
ペール・テングストランド(P)
アルヴェーン;スウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」
(作曲者による4手編曲版)
ペール・テングストランド & シャンシャン・スン(P)
スタファン・モルテンソン編;2つのスウェーデン民謡
スタファン・モルテンソン(Cl) ヘンリク・フレンディン(Va)
2003年3・8月に録音された、スカンジナヴィア室内管のデビュー・レコーディング。
同室内管は、2001年、ニューヨークでマグヌス・モルテンソンとペール・テングストランドによって創設された。
マンハッタンのパーク・アヴェニューにあるスカンジナヴィア・ハウス(北欧文化センターのような建物らしい)内のヴィクトル・ボルイェ(Victor Borge)・ホールを本拠にしているとのこと。
 
ペール・テングストランド(P)
「私と私のスタインウェイ」(Mindfeel)
上記「スウェーデンの魅力」購入時の「おまけ」として同封されていたCD。
ペール・テングストランドはスウェーデン出身、1995年のロン・ティボー国際音楽コンクール入賞、1996年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位(1位なし)、1997年クリーヴランド国際ピアノ・コンクール優勝といった履歴を誇る。
2002年秋に来日し、オッコ・カム(指揮) 日本フィルチャイコフスキー;P協第1番で共演したとのこと。
「世界でも数少ない、自分のスタインウェイ・グランドを運搬して演奏旅行するピアニストの一人」と、ブックレットの紹介文にある(もちろん、当盤でも、そのピアノを弾いている)。
標題は、演奏者の友人でもあるスウェーデンのジャズ・ピアニスト、ニクラス・ビャルネホール(原綴 Niklas Bjarnehäll)が作曲した2分弱の小品で、アンコールに愛奏しているという。
その他の収録曲は、
ショパン;夜想曲 op.9-2、op.72-1、嬰ハ短調(遺作)
グリーグ;抒情小曲集より「アリエッタ」、「故郷にて」、「春に寄す」
リスト;Pソナタ(ストックホルムでのライヴ)
エンハンスドCDになっており、リストの動画を見ることができる。
 

5月30日(日): ステーンハンマルの楽譜を1点、新たに入手。
 カンタータ「歌」の間奏曲の管弦楽スコア(WARNER/CHAPPELL)で、5分程度の端正な旋律と清澄な抒情が気高い小品である。
 Web上の知人から御紹介いただいた、輸入楽譜専門店カマクラムジカより。

 

イ・ムジチ合奏団
バッハ;ブランデンブルク協(全曲)(Philips)
ブランデンブルク協の音盤をあれこれ蒐集している中で、買いそびれていたイ・ムジチの新録音(といっても1984年7月)を某オークションで落札。
セヴェリーノ・ガッゼローニ(Fl)、ハインツ・ホリガー(Ob)、クラウス・トゥーネマン(Fg)、ヘルマン・バウマン(Hrn)、ギー・トゥーヴロン(Trp)ら有名ソリストを糾合し、「ケンブリッジ・バスカーズ」で名を馳せたマイケル・コプレイ(Rec)を起用した録音ということで話題になったのだが、「四季」等とは異なり、市場を制することはできなかった。
1980年代中葉、この曲のベスト盤がリヒター盤(Archiv)からレオンハルト盤(Seon)に移行しつつある頃で、古楽派が隆盛に向かう時代の流れからは一歩遅れている感が否めなかったのだろう。
それでも現在の目から見ると、パオロ・パンドルフィ(Gamb)やヴィト・パーテルノステル(Vc)、トーマス・インデアミューレ(Ob)といった俊秀が参加しているから、やはり等閑視できない音盤といえよう。
独奏Vnは、当時のコンサートミストレスピーナ・カルミレッリ。チェンバロもイ・ムジチのメンバーで、マリア・テレサ・ガラッティ
 

5月28日(金): 

 

ヤーノシュ・ローラ(指揮 & Vn) フランツ・リスト室内管
ヴィヴァルディ;協奏曲集「和声と創意の試み」(Hungaroton)
かねて贔屓にしている団体の未架蔵盤が某オークションに安価で出品されていたので落札。
例の「四季」4曲を含むop.8の全曲盤で、有名どころでは「海の嵐」が含まれている。
表記のようにHungaroton原盤だが、DENON製の国内盤。録音年月は明記されていないがマルCは1983年。
ブックレットにヤーノシュ・ローラの略歴が掲載されているのが有り難い。
それによれば、1944年生れ、リスト音楽院でデーネシュ・コヴァーチュに学び、1963年、フランツ・リスト室内管の創設に際してコンサートマスターに招聘されたとのこと。まだ19歳だったはずである。
 
エフゲニー・キーシン(P) ウラディミール・スピヴァコフ(指揮) モスクワ・ヴィルトゥオージ ほか
ショスタコーヴィッチ;P協第1番 ほか(OLYMPIA)
1986年、キーシン15歳の、モスクワにおけるライヴ録音である。
工藤さんのコメントに曰く、
凄まじい勢いに満ちた若々しくもスケールの大きな名演。ライヴにもかかわらず全くといって良いほどミスはなく、その完璧なテクニックにも脱帽。
と星5つの満点。
ずっと捜していて、ようやく数年前に独盤LPを入手したが、CDが某オークションに出品されたので落札した。
本来のカプリングはモーツァルト;P協第12番だが、ここではゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮) ソヴィエト文化省響による、同じ作曲家の交響曲第15番
 
イヴァン・フィッシャー(指揮) ハンガリー国立管 ほか
マーラー;交響曲第1番 ほか(洪Hungaroton、LP)
イヴァン・フィッシャーの日本におけるデビュー録音となったのが、このマーラー(1983年2月、当時Hungarotonの出口だったキング・レコードから発売)。
ジャケットに「ブダペシュト版」と刷り込み、1889年のブダペシュトにおける初演時の楽譜によって演奏した…という触れ込みで売り出されたので、発売時には結構注目を集めていた。
ところが、実際には通用の全集版に「花の章」を組み入れただけ、既にオーマンディはじめ何人もの指揮者が録音してきたやり方にすぎない、という指摘を受けることになる。
おかげですっかり「パチもん」扱いされることになり、フィッシャーも売り出し損なってしまった。
そもそもブダペシュト初演時の楽譜は、その後、作曲者が改訂を施した際に利用されたため、現存していないとのことである(金子建志『マーラーの交響曲』1994年音楽之友社による)。
ともあれ、フィッシャーの音盤蒐集の一環としてMikrokosmosにオーダーしたもの。
LP2枚組で、第4面にはクララ・タカーチュ(M-S)独唱によるさすらう若人の歌を収める。
1981年6・11月、ブダペシュトでの録音。
 
アルミン・ジョルダン(指揮) ローザンヌ室内管
ワーグナー;ジークフリート牧歌 & R・シュトラウス;メタモルフォーゼン ほか(仏ERATO、LP)
概して弦楽合奏曲は愛好するが、中でも好きな曲の一つ、メタモルフォーゼンの未架蔵盤がMikrokosmosのカタログに出ていたのでオーダー。
弦楽合奏で演奏されたR・シュトラウス;歌劇「カプリッチオ」の序奏をフィルアップ(元来は弦楽六重奏)。
1980年2月、スイス・クリシエでの録音。
 
デーネシュ・コヴァーチュ(Vn) エルヴィン・ルカーチ(指揮) ブダペシュト響 ほか
ダーヴィド;Vn協 ほか(洪Hungaroton、LP)
このところのコヴァーチュ蒐集の一環としてMikrokosmosにオーダーしたもの。
ジュラ・ダーヴィドは1913年生・1977年没、コダーイに学んだハンガリーの作曲家。Vn協は1965年に書かれ、コヴァーチュに献呈された作品である(演奏時間約18分)。録音は1968年。
その他、Va協(パル・ルカーチュ(Va) ヤーノシュ・フェレンチク(指揮) ハンガリー国立管)、シンフォニエッタ(タマーシュ・ブレイトナー(指揮) ブダペシュト響)をカプリング。
 
シャロン・マブリー(M-S) ローズマリー・プラット(P)
「女性作曲家作品集 第3集」(米CORONET、LP)
リリー・ブーランジェの未架蔵盤と意気込んでArs Antiquaにオーダーしたのだが、届いてみると、昨年入手したCAPSTONE盤CDに含まれている音源だった。
CDは2枚組で、1980年代に録音されたLP3枚を覆刻したものと記されていたが、そのLPのうちの1枚ということになる。
当盤に収められているのは、「期待」「映像」「ユリシーズの帰還」の歌曲3作品。
 
ガスパール・カサド(Vc) ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) ベルリン・フィル
ドヴォルザーク;Vc協(独TELEFUNKEN、SP)
SPではあるが、イッセルシュテットの未覆刻音源と思ってArs Antiquaにオーダー。
あとでゆっくりガスパール・カサドのページを見たら、一応、LYSレーベルからCD化されていることが判明した。
SP5枚組、10面に録音されている。
 
トール・アールベリ(P)
ステーンハンマル;晩夏の夜 ほか(瑞Symfoni、SP)
ステーンハンマルのSP音源をArs Antiquaのカタログで見つけ、驚喜してオーダー。
ピアニスト(原綴 Tor Ahlberg )は1913年ストックホルム生れ、1938年にピアニストとしてデビューし、のちには作曲家として知られるようになる。スウェーデン音楽情報センターのデータベースには没年が記載されていないので、存命かもしれない。
主要な作品にはP協、2曲のPソナタ、国際的に演奏されているP組曲、2曲の弦楽四重奏曲があるという。
SP3枚のうち5面にステーンハンマル作品を、残り1面にはシェーグレンのP曲を収録している。
 

5月27日(木): 

 

セルジュ・チェリビダッケ(指揮) ミュンヘン・フィル
ブルックナー;交響曲第8番(AUDIOR)
以前、中古音盤堂奥座敷でこの曲のホーレンシュタイン盤を論じた折り、ある同人から
私にとってのベスト盤はチェリビダッケ/MPO/LIVE(AUDIOR盤)ですね。これは聴くのも大変ですが、聴き通したあとの充実感、手ごたえはずっしりです(所要時間、アダージョ33:16、フィナーレ31:12)。やっぱりこのチェリの超濃密な世界にはまると、もう抜けだせない。
と御紹介があり、ぜひ聴いてみたいと念じていた。
ところが既に入手不能となっており、時々某オークションに出ても、手の届かない高値。
ほとんど諦めていたのだが、先日アリアCDさんのWebpageを見ていると、「AUDIOR 盤再発見!」との告知が出ており、直ちにオーダーしたもの。
当盤には録音データが記されていないが、ディスコグラフィによれば1994年4月23日、リスボンにおけるライヴ録音とされている。
音質的には聴きやすい、きれいなステレオ。普通の指揮者の演奏であれば十分に満足できる。
しかしながら、チェリビダッケの魔術的な響きを堪能するには、これでもまだまだ足りないのではないか。この日の実演に参入できた人々の幸福を羨む。
 
ゾルタン・コチシュ(指揮) ハンガリー国立フィル ほか
ラフマニノフ;交響曲第1番 ほか(BMC)
ケイコのねむぜてぃ日記の愛読者として、このオーケストラに身内のような愛着を感じており、新譜とあっては買わずにいられない。
カプリングは、
ドホナーニ;祝典序曲
コチシュ自身の管弦楽編曲によるドビュッシー;7つの歌曲
(「無邪気な人たち」「操り人形」「ロンドー」「カプリス」「牧神」「華やかな宴」「家のない子のクリスマス」。歌唱はユリア・ハイノーツジ)
ドホナーニは2002年4月29日、ドビュッシーは同年3月31日、ラフマニノフは2001年11月26日、いずれもブダペシュトのリスト音楽院大ホールでの録音。
明記はされていないが、演奏ノイズ・拍手が含まれており、ライヴ収録と思われる。
これもアリアCDから。
 
ゾルタン・コチシュ(指揮) ハンガリー国立フィル ほか
シェーンベルク;交響詩「ペレアスとメリザンド」 & ヴァレーズ;アメリカ(BMC)
コチシュと「ねむぜてぃ」の新譜、2枚目は意外な(と申しては失礼か?)曲目。
ヴァレーズ作品では、アマディンダ・パーカッション・グループが共演しているのも楽しみである。
シェーンベルクは2001年12月23日、ヴァレーズは2002年1月11日、ともにリスト音楽院での録音。
 
なお、ケイコのねむぜてぃ日記の過去ログで、収録日前後の記事を参照してみるのも一興であろう。
例えばラフマニノフ、例えばヴァレーズ。。。
 

5月26日(水): 

 

ベルナルト・ハイティンク(指揮) ウィーン・フィル
ブルックナー;交響曲第4番(Philips)
先週水曜日にドレスデン・シュターツカペレとの実演を聴いた、ハイティンクのブルックナー。
若い頃にコンセルトヘボウ管と全集を録音し、宇野功芳師に「聴いていて、精神がだれ切ってしまうような凡演」と酷評されたのは記憶しているが(『モーツァルトとブルックナー』帰徳書房)、ウィーン・フィルとの録音には気付いていなかった(汗)。
某オークションに安価で出品されており、ウィーン・フィルというのも魅力的なので、落札してみた。
8番と4番では曲趣もかなり違うので、もしかしたら楽しめるかもしれない、と希望をつないでいる。
1985年2月、楽友協会ホールでの録音。ノヴァーク版(1878/80年版)使用。
 
フリードリヒ・グルダ(P)
バッハ;平均律クラヴィーア曲集第1・2巻(Philips)
LP期にピアノによる「平均律」といえば、グールドリヒテル、そしてこのグルダが代表盤だったと思う。
グールドはユニークだしリヒテルはロシア人だし、やはり独墺系の演奏家で…と、グルダ盤を買った(買わされた?)ピアノ学習者も多かったのではなかろうか。
当盤も、家人の参考用にと捜していたもの。
2枚組2巻もので国内廉価盤CDも出ているようだが、タイミングよく輸入盤が某オークションに出品されたので落札した。
第1巻が1972年4月、第2巻が1973年5月の録音。元来はMPSというレーベルの音源だった。
 
ゾルタン・コチシュ(P)
ドビュッシー;前奏曲集第1・2巻 ほか(Philips)
最近、指揮者として注目しているコチシュだが、バルトークラフマニノフなどのピアノ録音も聴いてきた。
音の美しい人だけに、このドビュッシーは、古雅なジャケット装画ともども、気になっていた。
某オークションに安価で出品されたのを機に落札したもの。
「子供の領分」(全曲)と、「レントより遅く」など小品9曲をフィルアップしている。
1996〜97年、ブダペシュトでの録音。
 
ヨーラン・セルシル(イェラン・セルシェル)(G)
「グリーンスリーヴズ」(DGG)
セルシル(セルシェル)の比較的初期の録音(1982年1月、バンベルク)。
標題のイギリス民謡やダウランド;涙のパヴァーヌといったリュート音楽11曲とバッハ(セゴビア編);シャコンヌソル;マールボロの主題による変奏曲を収めている。
彼のバッハは聴き逃せないと思い、某オークションで落札したもの。
セルシルの演奏には、一部奏者の古典演奏に聴かれる様式感を崩す「ギター臭さ」が無いので、かねて愛聴しているところ。
これは楽器の問題もあり、彼が用いる特製の11弦ギターは、ルネサンス・リュートに等しい調弦法に拠っているとのことである。
ただし、バッハは、セゴビアの編曲そのものが6弦ギターのために書かれており、セルシルも通常の6弦ギターを用いている。
なお、国内盤ながら中味は西ドイツ製という、CD初期のDGG・DECCAによくあった製品。
当時(約20年前)、CDを大量生産できる工場は日本のDENON・西ドイツのDGG・イギリスのNimbusの3か所しかないため、このような方法が採られたという話だったと記憶している。
 

5月24日(月): 

 

ジョス・ファン・インマゼール(指揮 & fp) アニマ・エテルナ管
ハイドン;交響曲第44番「悲しみ」・第45番「告別」・P協(ZIG ZAG)
指揮者インマゼールについては、かつて中古音盤堂奥座敷シューベルトを取り上げたことがあり、特にアニマ・エテルナ管のサウンドを高く評価していた。
先のモーツァルトに続いて、ハイドン中期の傑作がリリースされたと聞くものの、なかなか地元の音盤店で見かけなかったところ、今日立ち寄った普段は足を向けない音盤店の棚に並んでおり、シメシメと購入したもの。
ブックレットにはインマゼール自撰の解説が掲載されており、ハイドン演奏の楽器編成について詳述されている。
第45番では初演時と同じ12名の合奏(弦は2-2-1-1-1、Ob2、Fg1、Hrn2)により、他の2曲では当時のハイドンが使うことのできた、もう少し大きな編成(弦が6-5-3-2-2、管は同じ)を採用したとのこと。
「告別」は、なにしろ初演時のエピソードがついて回る曲だけに、それと同じ編成をとることには多大の意味がある。そのせいか、第1楽章の疾風怒濤が少し迫力を欠くことになったが。。。
2003年6月、ブルージュ・コンセルトヘボウでの録音。
 
イリヤ・グリンゴルツ(Vn) ネーメ・ヤルヴィ(指揮) ヨェーテボリ響
シベリウス;Vn協 & プロコフィエフ;Vn協第1番(DGG)
ヤルヴィ・ヨェーテボリのシベリウス! これはVn奏者が誰であろうとも、買わざるべからず!!
フィルアップが渋く、シベリウス;4つのユモレスク op.89というのも嬉しい限り。
もっともグリンゴルツには、あまりパッとした印象が無く、シベリウスの音楽に適性があるのかどうか定かでない。
むしろプロコフィエフ作品の方に期待すべきだろうか。もちろん、こちらはこちらで、見れば買う曲である。
シベリウスは2003年6月、プロコフィエフは2004年1月、ともにヨェーテボリ・コンサートホールでの録音。
 
マーク・ルボツキー(Vn)
バッハ;無伴奏Vnソナタとパルティータ(全曲)(BRILLIANT)
ロシア出身のベテラン、ルボツキーにバッハ;無伴奏曲集の録音があったとは知らなかった。
1987年11月にオランダで録音され、かつてBRILLIANTレーベルのバッハ全集に収められていたそうだが、今回、単売されることになって、はじめて気付き、店頭に出るのを待ちかまえていたもの。
ところで、正直なところ、ヴァイオリンにせよピアノ、オーケストラにせよ、かつてはソ連の演奏家にあまりよい印象を持っていなかった。時代様式を無視してバリバリ、ギラギラ弾くというイメージが強かったのである。
それが、このところ急速に変化しつつあり、むしろ好感を持つようになってきたかもしれない。クラシック演奏の「一つの」正統を保持している(してきた)人々というイメージ、とでも言えようか。
それには、フェドセーエフ(指揮)、ヴェデルニコフ(P)、ルーディン(Vc)等、優れた音楽の持ち主との出会いが大きく影響している。
このルボツキーのバッハにも、そうした出会いが実感できることを期待している。
 

5月23日(日): 

 今週3度目の演奏会、ヴラディーミル・フェドセーエフモスクワ放送交響楽団の演奏会(@ザ・シンフォニー・ホール)を聴く。

今日の曲目は
チャイコフスキー(ガウク編);「四季」より
「4月;まつゆき草」、「6月;舟歌」、「10月;秋の歌」、「12月;クリスマス週間」
チャイコフスキー;P協第1番
独奏;上原彩子
ドビュッシー;牧神の午後への前奏曲
ラヴェル;ボレロ
 
このオーケストラを聴くのは、平成13(2001)年7月以来。
配置はその時と同じ、左から第1Vn-Vc-Va-第2Vn、Cbは最後列・最上段に横一列に並ぶという古風なスタイル。
金管も、左からTrp-Trb-Tub-Hrnと横一列。TimpはCbの右隣。
 
「四季」の管弦楽版を聴くのは初めて。
編曲の手法としては比較的単純なもので、各曲それぞれアンコールに好適、といった趣だが、弦(特にVn)の夢幻的な弱奏の美しさに、心を捉えられた。
今日の全プログラムを通じて、指揮者は最弱奏の美しさ、緊張感に注力していたように思われる。
そして、絶妙なルバート! このあたりの節回し・語り口の巧さが、堪えられない。
また、Vcの首席が若い奏者になっていたが、なかなか渋い音色でソロを聴かせてくれた。
 
「牧神」では、前半は降り番だったマリア・フェドートワさんが登場。
彼女は今年1月ミラーズ・フェスティバルメシアンプーランクを聴いている。
フェドートワの、落ち着いて、まろやかな、温もりのある音色から、たちまち、暑く気だるい夏の午後の官能的な空気が、ホールに拡がる。
Flによく聴かれる、(時として耳障りな)ヴィブラートや擦過音が皆無。
Obなど他の管楽器や、それらを支える弦合奏のテクスチュアも素晴らしい出来で、むせ返るような美しさを堪能した。
 
指揮台の真ん前に据えられた小太鼓を、起立した奏者がppppくらいの弱さで叩きだして「ボレロ」が始まる。
しばらくは管楽器が代わるがわるソロを吹く運びだが、ステージの上を強力な緊張感が支配しているのが、客席からも見て取れる。
それでも全員、ほとんどミス無しに吹ききっていた。
やがて、じわじわと小太鼓の音量が上がり、緊張から解放へと音楽が動いてゆく。
その演出が指揮者と小太鼓奏者のインタープレイとして視覚化される見事さ!
小太鼓はもう1台が舞台下手に配置され、金管が朗々とボレロ主題を吹くところから加わった。
全合奏になるあたりからは、このオーケストラ名物奏者の一人、Timpのガロヤン氏の強打も冴え、ますます興奮を盛り上げる。
最弱奏の緊張感が支配した前半から、興奮がホールを圧した終結に至るまで、オーケストラも聴衆も全員が見事にフェドセーエフの「芸」に踊らされた感のある、素敵な素敵な15分間だった。
 
お楽しみのアンコール、1曲目は「胡桃割人形」から「アラビアの踊り」。これがまた、言語を絶する演奏。
とてもバレエでは踊れない、スローモーションのような遅いテンポと、徹底した最弱奏。
東洋風のエキゾチシズムはどこへやら、何とも不思議な世界が現出した。
ちょっとケーゲルの芸風(「アルルの女」とか「アルビノーニのアダージョ」とか)を思わせる。
 
2曲目は「白鳥の湖」から「スペインの踊り」
こちらは打って変わって、カスタネットが叩き出す快速テンポに乗った痛快な演奏。拍手大喝采。
それでも途中で第1Vnに最弱奏させたときのフェドセーエフの、「してやったり」という笑みが印象的だった。
 
総じてアンコール小曲集といった趣のコンサートだったが、この指揮者の「稀代の業師」ぶりが堪能できて、満足である。
「牧神」の出来からして、ぜひフランス音楽を演奏してほしいもの。
「ダフニスとクロエ」全曲が希望だが、第2組曲だけでも。幻想交響曲もTimp大活躍の曲だけに、是非是非。
 
P協については、ピアニストの将来の可能性を窺わせた、という程度か。
速い弱音のパッセージでの粒の揃い方など見事なもの。
また、緩急なら緩、強弱なら弱の方向へ振幅を大きく取り、慣習的なものを排して自分の思い入れを前面に出した音楽運びも、その意欲を評価しておきたい。
 
とはいえ、音そのもののの魅力や歌心の表出には弱点があり、カデンツァ的な部分が単調に陥りがち。
思い入れが真実味を持ち、聴く者の共感を呼ぶようになるまで、まだまだ精進が必要と思われる。
 
管弦楽については、じっくりしたテンポとスケールの大きさ、第2楽章での美しいソロの数々、ほとんど非の打ち所がない。

 演奏会場のロビーで、未架蔵盤、一般未発売盤を購入。
 Web上の情報では、会場によって品揃えに多少の差異があったようだ。大阪ではマーラー;交響曲第5番が販売されていなかったのが残念。
 なお、オマケとして絵葉書2枚(リハーサル中の指揮者のもの、楽員がチャイコフスキーの銅像前で集合しているもの)を貰った。

ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響
マーラー;交響曲第6番(RELIEF)
少し前にフェドセーエフの新譜を次々とリリースし(チャイコフスキー;交響曲全集ラフマニノフ;交響曲第2番ブルックナー;交響曲第8番など)、ファンを随喜の涙にくれさせたRELIEFレーベル。
暫時の沈黙を破ってマーラー;交響曲第1番・第5番が発売されるという情報は耳にしていたが、第6番が売り出されているというのは意外だった。
マーラー作品の中でも最も好きな部類に属する曲だけに、嬉しい限り。
2001年5月、モスクワ音楽院大ホールでの録音。ジャケットには「ライヴ」とあるが、ブックレットには演奏会のあとにセッションを組んだようなことが書いてある。
なお、フェドセーエフの同曲は、2002年5月にウィーン響との実演を聴いている。
そのときの印象は維納旅行記にも書いたが、誠に英雄的な演奏で、破滅や悲劇とは縁遠く、既成のマーラー演奏とは一線も二線も画したもの。
終楽章でハンマーが打たれても、音楽がまったく変わらない。「英雄が運命に打ち倒される」というより、激励されて元気になるような趣があった。
当盤は手兵との演奏ゆえ、より指揮者の意図が徹底されたものになっていることを期待したい。
 
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響
ショスタコーヴィッチ;交響曲第10番 ほか(Artistotipia)
フェドセーエフのショスタコーヴィッチなら買わざるべからずと購入。
同曲はRELIEFレーベルからも出ていたが、そちらは1998年の新録音。こちらが旧録音になる(収録は1987年)。
例によって工藤さんのコメントを引用。
機能的なオーケストラの響きを最大限に生かしながら、徹頭徹尾抒情的な表現で通した個性的な演奏。(略)曲自体の持つ凄みとか巨大さはあまり感じられないが、構えることなく等身大の心情を訴えかけてくるところがユニーク。クライマックスで全くテンポが揺れないのも、極めて適切。素直に曲にのめり込むことのできる佳演。
チャイコフスキー;幻想序曲「テンペスト」(1991年録音)をカプリング。
 
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響
R・コルサコフ;交響組曲「シェヘラザード」 ほか(VISTA VERA)
「シェヘラザード」が2003年11月の新録音というので期待大。
同じ作曲家のスペイン奇想曲(1988年3月)と歌劇「皇帝サルタンの物語」より「3つの奇跡」(1985年3月)をフィルアップしている。
同レーベルには公式Webpageがあり、通販も行っている。
斉諧生も、会場で買えなかったハチャトゥリアン;作品集などをオーダーしてみるつもり。
 
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響 ほか
スヴィリドフ;作品集(モスクワ放送響自主製作)
かねて知人からフェドセーエフの音盤では最も薦めたいものとして挙げていただいていた1枚。
もはや入手不可能かと思っていたところ、ロビーで売られていたので欣喜雀躍して購入。
(実は、音盤の即売を目当てに、開場と同時に入るべく、かなり早めに家を出たのである。普段なら、開演に間に合う程度に行くところだ。)
スヴィリドフは1915年生れ、1998年没。生前、フェドセーエフとは親交篤かったようだ。
収録曲は
管弦楽のための小トリプティク
音楽的イラストレーション「吹雪」
「春のカンタータ」(ユルロフ国立アカデミー・ロシア合唱団)
映画音楽による組曲「時よ、進め」
録音データは明記されていないが、マルC1994年とあるので、その頃のものだろう。
 
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響
チャイコフスキー;「眠りの森の美女」組曲 & プロコフィエフ;「ロメオとジュリエット」組曲 & カバレフスキー;「仮面舞踏会」組曲(Artistotipia)
上記ショスタコーヴィッチと同じレーベルのものだが、名前は聞いたことがないしジャケット・デザインは安っぽいし、買おうかどうしようか、最後まで迷った。
まあ、曲目は悪くないし、フェドセーエフの未架蔵盤ゆえ買わざるべからずと決心。
なお、「眠りの森〜」はジロティ編による5曲もの(op.66a)、「ロメオ〜」は指揮者が第1組曲・第2組曲から7曲を選んで配列し直したもの。
 

 今週の演奏会の情報を演奏会出没表に掲載。


5月22日(土): 

 ヴァレリー・ゲルギエフロッテルダム・フィルの来日公演(京都コンサート・ホール)を聴く。

今日の曲目は
マーラー;交響曲第9番
水曜日に続いて、大曲だけのプログラムである。
 
灼熱の鋼鉄塊の如き重量感と緊張感に満ちた剛演で、大きな感銘を受けた。
どう形容すればよいのか言葉に苦しむ。正直申して、これほどの名演とは予想外だった。
もっと「煽り」や「泣き」の入った演奏を予想しており、悪くすればデフォルメされたマーラーを聴かされるかも…と懸念していたのである。
 
この曲は、しばしば「死の恐怖と、現世の幸福や死後の平和への憧れが交錯する」と語られる。
今日の演奏は、そういう標題的な受取り方には直結しない、剛毅な再現だったと思う。
例えばバーンスタインのような、耽溺型の演奏とは違ったアプローチ。
マーラーの音楽の「核」にあるものをつかみ出してきて、聴き手に豪速球で投げ渡すような演奏だった、と評せようか。
その「核にあるもの」とは何か、ということだが…。
お恥ずかしいが、ちょっとすぐには答を出せそうにない。何か、凄く重いものなのだが。。。
いましばらく、考究を続けたい。
 
細部の表現について具体的に記録・再現することは不可能だが、第1楽章冒頭から、ただならぬ雰囲気、いや、まがまがしい空気が漂ったことには、強い印象が残っている。
この楽章を特徴づけるTimpの打撃では、何かに取り憑かれたような強打が聴く者の肺腑を抉った!
 
第2楽章では、第2VnやHrn群の痙攣するような響きが、音楽の「意味」を伝えて已まなかった。
 
前半で既に「100%」に及んでいた響きに少々、眩暈を覚えているところに、第3楽章冒頭、Trpのモチーフの、鋭く、重かったこと!
金属的な薄さ・明るさは皆無、ずっしりした、煉瓦状の鋼鉄塊のような音が発射された衝撃!
それに鼓舞されたのか、オーケストラの響き全体が、更に「120%」に到達した。
弦合奏の音色も、一段と豊潤さを増した。
 
終楽章の弦合奏の充実は筆舌に尽くしがたい。
終結の数分間は、最弱奏の美しさと緊張感の極みに、満堂が息を呑んでいたと言えるだろう。
最後の音が消えたあとも、腕を下ろさない指揮者に合わせて、客席も長い長い静寂。
そのあとは爆発的な拍手と盛んなブラヴォーの声。
ゲルギエフに促されて楽員が退場したあとも拍手は止まず、再度、指揮者と数人の楽員が舞台に戻って挨拶。
楽屋口にも大勢のファンが残って、楽員のバスに拍手や手を振って見送るという感激ぶり。
 
これまでゲルギエフは、ほとんど気にしてこなかったが、これは見直さねばならない。特に彼が今後指揮していくだろうマーラーは注目せざるべからず。
思い返すに、「猛烈なアッチェランド」とか「演奏不能に近いプレスト」、反対に「止まりそうなアダージョ」や「消え入りそうなピアニッシモ」といった極端な表現は無い。
その手前に踏み止まってはいるのだが、込められたエネルギー、カロリーというものが他の指揮者に比べて何割か、強く、大きいのである。
例えば第6番など、是非、実演で聴いてみたいものである。
 
なお、指揮台には2、3本の指揮棒が用意されていたが、ゲルギエフは一貫して素手。
10本の指と掌をヒラヒラさせながら、怪鳥のように腕をグルグルさせる指揮ぶりであった。
 
オーケストラの出来も素晴らしかった。
「『第2』のオーケストラ」(「第1」はもちろんコンセルトヘボウ管)とか「洗練された軽く明るい音色」(いずれも会場頒布のプログラムに記載された某ライターの文章より)といった先入主をバッサリ裏切る見事な出来。
技術的に全パートが凹凸のない高い水準にあるだけでなく、マーラーにふさわしい重い音色が見事。
管楽器の水準が非常に高く、中でも重量感のある音色が胸をうったFlソロや、全員がぎっしり詰まった音色で素晴らしかったHrn群を特筆しておきたい。
その他、Ob、イングリッシュ・ホルン、Trpなども見事な出来。
 
その上、全員が指揮者の想いに一体化したような高いテンションを終始維持していた。舞台の上が、最前列(Vn)から最後列(Timp・金管)まで、文字どおり一丸となっていた。
あれならば、ゲルギエフが「煽る」必要は無い。
両者の共演が始まって15年、首席指揮者に就任して10年を経過し、相互の信頼関係が熟しているのだろう。演奏後、拍手に応える振舞いなどからも、それを窺うことができた。
 
前夜の横浜公演から、おそらく移動してきたばかりだったのか、開場時点でリハーサル中とのことだった。楽員の疲労を懸念したのだが、それよりも、緊張感を保持したまま本番に臨めたのだろう。
もっとも、舞台上で開演のベル(京都のホールではオルゴールのようなメロディ)を聴き、お茶目にオブリガートを付けるVn奏者がいたのだが(笑)。
 
実は、各奏者の譜面台には、もう1冊、楽譜が置かれていたのだが、それが開かれることはなかった。
楽員の疲労という以上に、あれだけのマーラーのあとに奏でる音楽はありえない、という思いは指揮者もオーケストラも、そして聴衆も共有していたと思う。
(もっとも、何を用意していたのか、曲名は知りたいが。)
 
また、ひそかに期待していた、ロッテルダム・フィル自主製作盤の販売がなかったのは残念(ロビーに並べられていたのは、すべてPhilipsの国内盤だった)。
 
なお、オーケストラの公式Webpageに日本ツアーの特集があり、毎日の様子が写真入りで速報されている。

 

マルクス・ボッシュ(指揮) グラウビュンデン室内フィル
ハイドン;交響曲第104番 & プーランク;シンフォニエッタ ほか(自主製作)
ボッシュという指揮者は、先月、アーヘンのオーケストラを指揮したブルックナー;第8交響曲を買ったところ。
彼の公式Webpageからリンクされていた、このオーケストラの公式Webpageに当盤が掲載されていた。
曲目に惹かれてアンケート・フォームから申し込んだところ、送られてきたもの。
標記2曲以外にヴィヴァルディ;合奏協奏曲 ハ長調 PV27をカプリングしている。
グラウビュンデンはスイス東南部の州で、リゾートとして有名なサンモリッツやダヴォス、「アルプスの少女ハイジ」の舞台マイエンフェルトが所在している。
オーケストラの本拠は州都クール(初めて名を聞く街だ)。
1989年に創設され、1999年から当盤で指揮しているボッシュを首席指揮者に迎え、ブックレット掲載の名簿では35名の楽員を擁している。
CDに銀行振込用紙が同封されていたので、これで支払うということだろう。えらく手間だが、致し方ない。
 
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響
ムソルグスキー(ラヴェル編);「展覧会の絵」 ほか(VICTOR)
フェドセーエフの十八番の一つが「展覧会の絵」、LP期にも録音があり、宇野功芳師が絶讃するところとなっていた。
これはCD期に入って再録音したもので(1989年6月、モスクワ放送局大ホール)、このあと更にCANYON盤(1993年8月、モスクワ音楽院大ホール)が製作されている。
うっかり買いそびれていたところ、某オークションに安価で出品されていたので落札。
ハチャトゥリアン;組曲「仮面舞踏会」同;バレエ音楽「スパルタクス」より「フリーギアとスパルタクスのアダージョ」シベリウス;交響詩「フィンランディア」をカプリング。
 
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響
「ロシア管弦楽名曲集」(VICTOR)
これもフェドセーエフの音盤で買いそびれていたものを某オークションで落札。
収録曲は、
グリンカ;序曲「ルスランとリュドミラ」
チャイコフスキー;イタリア奇想曲
同;スラヴ行進曲
同;バレエ音楽「眠りの森の美女」より第1幕のワルツ
R・コルサコフ;スペイン奇想曲
1981年6〜7月、モスクワ放送局大ホールでの録音。
 
ポール・トルトゥリエ(指揮) ロンドン室内管
ルーセル;シンフォニエッタ & マルタン;小協奏交響曲 ほか(英Unicorn、LP)
標記のマルタン作品は、吉田秀和氏の著作で教えられて以来、見かければ買ってきた曲。
トルトゥリエ盤は国内盤LPで架蔵しているが、オリジナルの英盤がeBayに出品されたので落札したもの。
指揮者の自作「捧げ物」 (原綴 "Offrande" ) をフィルアップしている。
1971年1月、ロンドンでの録音。
 

5月21日(金): 

 

カール・シューリヒト(指揮) ウィーン・フィル ほか
「DECCA録音集成 1949〜56年」(DECCA)
このところユニヴァーサル・グループ(DGG・DECCA・Philips)が、黄金時代のアーティストの音源をまとめて箱物でリリースする企画を進めているようだ。
先だってもマルケヴィッチのDGG音源を購入して随喜の涙にくれたところだが、今度はシューリヒトのDECCA音源5枚組。
LP時代から繰り返し発売されてきた名演揃いだが、そのためかえって架蔵盤がバラバラになっている。未架蔵音源も含めてきちんとリリースされたのは、斉諧生にとっては有り難く、早速購入。
ベートーヴェン;交響曲第1・2・5番
シューベルト;交響曲第8番「未完成」
メンデルスゾーン;序曲集
シューマン;交響曲第2・3番、「序曲、スケルツォとフィナーレ」
ブラームス;交響曲第2番、P協第2番、Vn協
ヴィルヘルム・バックハウス(P) クリスチャン・フェラス(Vn)
チャイコフスキー;イタリア奇想曲・組曲第3番より「主題と変奏」
この間のリリースにはフェレンツ・フリッチャイエーリヒ・クライバークリフォード・カーゾンアストリッド・ヴァルナイなど、気になるものが多々あるのだが、とてもとても全部を買うわけにはいかない。
中古なりバーゲンなりBerkshire Record Outletなり、安価で買える日を待つこととしている。
 
アルト・ノラス(Vc) マルクス・レヘティネン(指揮) クオピオ響
「チェロ・カンタービレ」(FINLANDIA)
待望していたノラス師匠の新譜!
ソロのCDとしては3年前のペンデレツキ作品集以来だろう。もちろん買わざるべからず。
収録曲は
シベリウス;2つの小品 op.77
ブルッフ;コル・ニドライ
フォーレ;エレジー
チャイコフスキー;「アンダンテ・カンタービレ」、「奇想的小品 (Pezzo capriccioso)」、夜想曲
グラズノフ;吟遊詩人の歌
ドヴォルザーク;森の静けさ
共演のレヘティネンは例によってヨルマ・パヌラ門下、クオピオ響佐藤俊太郎との小品集の録音があった。
2003年4月、クオピオでの録音。
 
フレデリク・ペラシー(Vn) 藤野ゆかり(P)
シューベルト;Vn作品集(BNL)
これも待望していたペラシーの新譜!
いつも参考にさせていただいているT.Sさんのページでリリースを知り、Fnacにオーダーしたもの。
1枚だけの注文だったので、送料がやけに高くついたが、やむを得ない(汗)。
何と言っても、偏愛の曲 幻想曲を演奏してくれているのだから!!
カプリングはロンド D.895二重奏曲 D.574
2003年4月、フランス・ドゥーブ、パッサヴァン(フランス東部、ブザンソンの近くらしい)での録音。
なお、このヴァイオリニストの名前 Pélassy の片仮名表記については諸説あったが、上記T.Sさんのページに従い、「ペラシー」としていきたい。
 
デヴィッド・グリマル(Vn) ジェラール・コセ(Va) マルク・コッペイ(Vc) ミシェル・ベロフ(P)
ドホナーニ;Vnソナタ・Vcソナタ・セレナード(aeon)
ドホナーニの作曲にはあまり馴染みがないのだが、演奏者の顔触れに惹かれて購入。特にベロフのピアノは見逃せない。
弦楽三重奏のためのセレナードは、知る人ぞ知る「隠れ名曲」(というと叱られるか?)。
ハイフェッツパールマンデーネシュ・コヴァーチュの録音もあったが、フランス勢の演奏を聴いてみるのも悪くなかろう。
2003年2月、パリで録音されたもの。
 
クリスティアン・ツァハリアス(P)
シューベルト;Pソナタ集(EMI)
先日来、あれこれ大物を買ってきたツァハリアス
このシューベルトの5枚組は、以前から京都の某中古音盤屋の棚で目を付けていた。
廉価盤で分売されているので、好きな第21番 変ロ長調だけ買おうかとも思ったが、やはり蒐集欲には勝てず(激汗)、ついに購入。
収録曲はD.537、568、575、664、784、845、850、894、958、959、960の11曲。
1992年12月から93年8月にかけて、スイス・リーヘン(バーゼル近郊らしい)で録音されたもの。
 
ペーター・アンダース(Ten) ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) ベルリン・ドイツ・オペラ管 ほか
(TELDEC)
上記の中古音盤屋で往年のドイツの名テノール、アンダースの覆刻盤CDを見つけた。
ひょっとしてと思って裏を返すと、案の定、共演指揮者にイッセルシュテットが名を連ねており、ヨシヨシと購入。
彼が指揮しているのは、
モーツァルト;歌劇「後宮からの逃走」より「ここであなたに会えるのだ」「コンスタンツェ、再び君に会える」、「ムーア人の国に捕らわれた」
モーツァルト;歌劇「魔笛」より「なんと美しい絵姿」
スメタナ;歌劇「売られた花嫁」より「息子よ、来なさい、ちょっと話がある」
の4曲(太字が未架蔵音源)。
録音は、モーツァルトが1935年4月、スメタナが1940年9月。
 
ヤープ・ファン・ツヴェーデン(Vn) ベルディーン・ステンベルク(Fl) トム・パーカー(P) ほか
「ザ・ブランデンブルグズ」(Dino Music)
蒐集しているヴァイオリニストの一人、ツヴェーデンの未架蔵盤がeBayに出品されていたので落札したもの。
現品が届いて聴いてみると何とも珍妙な音楽。
ピアニストのリーダー・アルバムで、ブランデンブルグ協第1・2・3番がポップス・オーケストラで演奏され、それに独奏Vn・独奏Flが絡むという趣なのだが、リズム・セクションの刻みに猛烈な違和感があり、とても聴き続けていられない。
バッハのベース・ラインには天才を感じる、とベース・ギターを弾く友人に言われたことがあるが、この鈍いルーチン的な演奏は、それを台無しにしていると思われる。
ツヴェーデンのソロは良い音を出しているのだが、これ以上は御勘弁を。。。
それでもバックのギャビン・ライト(指揮) ロンドン・セッション・オーケストラというのを検索してみると、ちゃんとヒットするのだから恐ろしい。
 

5月19日(水): 

 終業時間が来るやいなやという勢いで職場を失礼し、シュターツカペレ・ドレスデンの来日公演(ザ・シンフォニー・ホール)を聴く。

それというのも、今日の曲目は
ブルックナー;交響曲第8番
ただ1曲。
会場運営のやり方によっては、開演に遅れたら最後、「2曲目 or 休憩後から聴く」ということが有り得ないプログラムである。
実際には、楽章間で入場させていたようだったが。
 
なお、使用楽譜はハース版。
 
今回の指揮者はベルナルト・ハイティンク。この人の実演を聴くのは初めて。
オーケストラの方は、1989年に若杉弘が帯同した公演を聴いているが(マーラー;交響曲第4番 ほか)、ほとんど印象が残っていない(汗)。
 
カペレといえば「燻し銀の響き」が枕詞だが、そこまで特別な、他にない響きがするのかな…と半分眉唾で読むのが常だった。
ところがところが聴いて吃驚、これほど一体感のある暖かい弦合奏を聴くのは初めて
ものの譬えではなく、本当に「ひとつの楽器のように響く」。
ステージ上手の3階席、Vn群の正面に座っていたのでよく見えたのだが、演奏者の体の揺らし方まで揃っている!
 
第2楽章のトリオなど、実に素晴らしい響きだった。
 
これでチャイコフスキーエルガーあたりの弦楽セレナードでも聴こうものなら、感涙、水浸し間違いないだろう…と思わずにはいられなかった。
 
というのも、残念ながら管楽器の一部に不満が残ったので。
ObとClは、素晴らしい音も出すのだが、好不調の波があり、時に練れていない、品のない音が聴こえてくる。
Flは一貫して渋い佳い音だったけれども、Fgは良いのか悪いのかわからないくらい音が小さい。
カペレが誇る(はずの)Hrn群(8人+1アシ)も、音色はさすがに素晴らしいが、なぜか音量がない。
Hrnとは反対側に座っていたから聴こえにくかったのかもしれないが、同じ席に座った他の演奏会では、そういう感じはしなかった。
Trp、Trb、Tubaは文句なし、豪壮な肉厚の音色であった。
終楽章では豪快な吹奏が連続、その面では見事なもの。
 
さて、ハイティンク。
高齢を感じさせない、力のこもった指揮振りで、右顧左眄しない剛直な音楽づくりには好感が持てた。
Philipsから新譜を量産していた頃、日本の音楽ファンの間では評価が芳しくなかったが、ようやく年輪がものを言うところまで、熟してきたのだろう。
 
ただ、斉諧生はブルックナーとシベリウスに関しては好みの幅が非常に狭い。
その「幅」には入ってこないブルックナーだった、というのが正直な感想である。
 
強奏の響きに、もっと透明感がほしい。金管楽器の一人一人の音は良いが、トゥッティになると濁ってしまう。
横の線(対位法の絡み)が、もっとくっきり出る・すっきり見通せる演奏であってほしい。
 
音楽の呼吸はもっと大きく、もっと深く。
理想をいえば、オーケストラ全体が一つの大きな深いうねりの中で呼吸し、その中から立ち現れる荘厳さ、神々しさがホールを満たす、というブルックナー演奏であってほしい。
それが…、例えば、ズゥンと来てほしいところで、チャッと行ってしまう。タ・タンと決めてほしいところで、ツツンと走ってしまう。
全体に呼吸が浅く、また、個々のパート・奏者につまづき・駆け出しが聴かれるなど、パートごとに呼吸が別々で一体感を欠くと感じられた。
パートごとには、まとまっているのだが。
 
会場頒布のプログラムで、ハイティンクは
今回は、私がとても大事にしているブルックナーの交響曲第8番を演奏します。この曲は私が得意にしている曲で、このオーケストラに、とても合っているものだと思います。
と述べているが、彼のブルックナーと斉諧生は、残念ながら相性が悪かったようだ。
例えばブラームスあたり、あるいはマーラーの方が良かったのかもしれない。
それとも、連日の演奏会(昨日は富山)や雨天といった悪条件が祟ったのかもしれない。
 
ここは一つ重厚華麗な「マイスタージンガー」前奏曲で不満を吹き飛ばしてほしかったが、やはりブルックナー;第八のあとにアンコールは無し。

 

クリスティアン・ツァハリアス(P) ほか
モーツァルト;P協全集(EMI)
ツァハリアスのピアノについては、先だって購入したベートーヴェン;P協全集のライヴ盤や、オルガンまで起用したバッハ;前奏曲集の面妖さ(笑)に衝撃を受けた。
これはいよいよまとめて聴かねば…と思い、彼の音盤中、最も大部なもの(CD10枚組)であるモーツァルトの協奏曲集を捜していた。
よくしたもので(運が良いのか悪いのか)、ちょうど某オークションに出品があり、さてこそと落札した。
1981年8月(第12・14番)から1990年7月(第5・6・11番)まで、10年に及ぶセッションで、共演した指揮者は4人、オーケストラは6団体。
煩を厭わず書き記せば、
第5・6・11・16・17・18・19番
ネヴィル・マリナー(指揮) シュトゥットガルト放送響
第8・9・12・14番
イェジー・マクシミウク(指揮) ポーランド室内管
第13・15番
デヴィッド・ジンマン(指揮) イギリス室内管
第20・21・25・26番
同 バイエルン放送響
第22・23番
同 ドレスデン・シュターツカペレ
第24・27番
ギュンター・ヴァント(指揮) 北ドイツ放送響
というもの。
 
クリスティアン・ツァハリアス(P) ハンス・フォンク(指揮) ドレスデン・シュターツカペレ ほか
ベートーヴェン;P協全集 ほか(EMI)
上記モーツァルトと時期を同じくして、別な人からベートーヴェンが出品され、これまた落札(ホントに運が良いのか悪いのか…)。
CD3枚組にP協5曲と三重協を収める。
後者の共演はウルフ・ヘルシャー(Vn) ハインリヒ・シフ(Vc) クルト・マズア(指揮) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管。元来はヘルシャー独奏のロマンス第1・2番と組み合わされていたもの。
録音は、P協が1986年9月〜1989年8月にかけてドレスデンの聖ルカ教会、三重協は1984年9月にライプツィヒのパウル・ゲルハルト教会で行われている。
 
デーネシュ・コヴァーチュ(Vn) ゲザ・ネーメト(Va) エデ・バンダ(Vc) ほか
ベートーヴェン;弦楽三重奏曲 ほか(Hungaroton)
このところ蒐集しているコヴァーチュの未架蔵盤が某オークションに出品されたので落札したもの。
録音データは明記されていないが、Hungarotonでも White Label シリーズなので、あまり新しくないのではないか。
もっとも音質的には最近の録音にひけをとらない美しさと鮮度がある。
バルトークQによるベートーヴェン;弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」をカプリング。
 
ヤン・ルングレン(P) ほか
「シェルブールの雨傘」(Marshmallow)
ジャズも捜し出すとキリがないので自粛しているが(笑)、最近では唯一、傾倒しているヤン・ルングレン。
先日、ふとレーベルのWebpageを見たところ、新譜の情報が出ており、直ちにメールで予約したところ、一般の発売日より少し早く届けていただいた(支払いは同封の郵便振替用紙で)。
今回は映画音楽集という趣向で、
「パリの空の下」、「イルカに乗った少年」、「雨に唄えば」、「『ヘッドライト』のテーマ」、「シェルブールの雨傘」、「枯葉」、「キャビン・イン・ザ・スカイ」、「ローラ」、「『危険な関係』のテーマ」、「『慕情』のテーマ」
を演奏している(斉諧生は映画に疎く、聞き覚えのあるタイトルもあるが、実見した作品は皆無)。
『ヘッドライト』のテーマ」と「ローラ」は、ルングレンのピアノ・ソロ。ともに美しいが、特に前者の哀愁が胸に迫る。もとの映画も見たくなった。
なお、2曲目は元アイドル歌手「城みちる」とは無関係、ソフィア・ローレンアラン・ラッドが共演した『島の女』という映画の主題歌だそうだ。
ところで、この人の名前の片仮名表記、ジャケットには「ヤン・ラングレン」とあるが、米国式ならファースト・ネームは「ジャン」だろうという気もする。
もちろん斉諧生の表記も便宜的なもので、スウェーデン語の発音にもう少し忠実になるなら「ルンドゥグレン」とすべきところだ。
 

5月18日(火): 

 

アドリエンヌ・スース & イヴォ・ハーグ(P)
ドビュッシー & ケックラン 四手P曲集(pan classics)
知人から、次のような話を伺った。
「牧神の午後への前奏曲」に、ラヴェルによる四手Pへの編曲版があり、作曲者の手になる同じ編成の版よりも優れている。
楽譜は入手していて演奏したこともあるのだが、音盤が見つからない。録音があれば、ぜひ聴いてみて、参考にしたい。…
「音盤が見つからない」と言われれば捜してみたくなるもので(苦笑)、Webを検索すること暫し、このページを見つけた。
レーベルの公式Webpageがあり、直販もしている模様なのだが、カタログ検索が動作せず、オーダーできない(注、これは4月下旬時点の状況。5月31日現在では復旧している)。
ならばと、演奏者に直接メールし、郵便局から住所あてに送金して入手したもの。
経験的には、個人の演奏家の場合、かなりの高率で応じてくれるように思う(支払いが厄介な場合が多いが)。
反対に率が低いのはオーケストラで、成功率は3割を切るのではないか(もちろんオンライン販売していない場合に限る)。
「牧神」以外の収録曲は、
ドビュッシー;小組曲・六つの古代碑銘・交響曲ロ短調・「放蕩息子」より「前奏曲」と「行列とエア」・「バッカスの勝利」
ケックラン;組曲 op.19・フランス風ソナチネ第1番
録音は1994年10月、スイス・オルテンのコンサートホールで行われた。
 

5月16日(日): 

 西宮市を本拠に活動するアマチュア・オーケストラ、かぶとやま交響楽団第30回記念定期演奏会@伊丹アイフォニック・ホールを聴く。
 このオーケストラには中古音盤堂奥座敷同人、工藤さんが参加しておられ、この演奏会でもコンサートマスターを勤められた。

今日の曲目は
モーツァルト;交響曲第32番
レーガー;モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ
ドヴォルザーク;Vc協 (独奏;林裕)
というもの。
 
今日の圧巻はメインのドヴォルザーク
ドヴォルザークの楽譜から、これほどの「熱さ」、「血のたぎり」をほとばしらせた演奏は、アマチュアであれプロであれ、久しぶりというか、ほとんど初めてだったかもしれない。
味の濃いテンポの揺らし、弦合奏の歌心、Hrnの雄叫び(ウィンナ・ホルンの真骨頂)、木管による思いのこもったソロ等々、本当に素晴らしかった。
 
独奏も見事の一言に尽きるもの。
これほど音程の良いチェロを聴くのはペレーニのリサイタル以来だろう。高音域も音程がピタリと決まるし、和音も非常に美しい。
また、明るめの音色で、実に良く歌う。
必ずしも好みの音色ではないが、それを超えて、説得力のある「音」。
ホールの1階前方に座席を取ったので、独奏者からは4mくらいの近距離だったが、ちっとも喧しく感じなかった。
ぜひ、またリサイタル等で聴いてみたい人である。
 
圧巻は、もちろん(!)第3楽章の終盤に用意されたコンサートマスターのソロ。
やや細身ながら明るく輝く美しい音色で、独奏チェロとの歌い交わしも堂に入ったもの。耳の至福といえよう。
 
もちろんアマチュアの団体ゆえ多少の事故はなきにしもあらず、縦の線は独奏者が配慮していた気配も窺えたが。
 
モーツァルトは、快活な演奏であったが、展開部など、もう少し盛り上がりがほしかった。管楽器(特にHrn)がおとなしかったのも、物足りなさを残す。
ウィーン古典派の曲ゆえ、ウィンナ・ホルンの活躍を聴きたかったのだ。
 
レーガーは、ヴァイオリンの分奏・四分奏など視覚的にわかるだけに、難曲に一生懸命、食い下がっている様子を目の当たりにさせていただいた。
それでも第8変奏で弦が聴かせた「ロマンの火照り」は、聴く者の胸をうったといえよう。
 
ふだんはアンコールを演奏しない団体だが、30回記念ということでか、林氏の管弦楽編曲によるチェロの技巧的な小品が演奏された(曲名等未詳)。
 
次回は平成16年11月28日(日)、曲目は
RVW;交響曲第5番
ベートーヴェン;交響曲第6番
とのこと。楽しみに待ちたい。(^^)
なお、オーケストラの公式Webpageがある。

5月15日(土): 

 

マーク・キャプラン(Vn)
バッハ;無伴奏Vnソナタとパルティータ(全曲)(Mitch Miller Music)
先日、eBayを検索していて見つけたCD。
キャプランの名はArabesque Recordingsレーベルで見かけていたが、当盤は見たことのないレーベルで、もちろん録音の存在も知らなかった。
この曲集は蒐集しておきたいし、値段も安かったので、落札してみたもの。
1991年1・6月、1992年1月の録音。奏者自身がライナーノートを執筆しており、あるいは自主製作盤に近いものであろうか?
なお、キャプランはジュリアード音楽院でドロシー・ディレイに学び、1997年以降、UCLAの教授に就いているとのこと。
 
ヤツェク・カスプシク(指揮) ポーランド国立歌劇場管 ほか
シマノフスキ;歌劇「ロジェ王」(CD ACCORD)
いつもお世話になっているユビュ王の食卓さんの掲示板で、シマノフスキ畢生の大作の新録音が発売されたという情報に接し、Merlin.com.plにオーダーしていたもの。
2003年1月、「テアトル・ヴェイルキ」すなわちワルシャワの国立歌劇場での録音。同曲のCDではおそらく初めて、1枚に収められている(演奏時間79分11秒)。
136頁に及ぶブックレットにはカラーの舞台写真も掲載され、非常に充実した造り。
なお、「ワルシャワの歌劇場から」というWebpageによれば、DVDの発売が予定されていると記載されている。
歌劇場のWebpageに掲載されている舞台写真(ブックレット掲載のものと共通)からすると比較的抽象的でモダンな演出らしく、リリースに期待したい。
 

5月14日(金): 

 

ヤーノシュ・ローラ(指揮 & Vn) フランツ・リスト室内管 ほか
バッハ;Vn協集(Hungaroton)
中古音盤屋で見つけたもの。ヤーノシュ・ローラの独奏盤というのはあまり目にしないので、どんなヴァイオリンを弾くのか、聴いてみたいと購入。
Vn協第1番 BWV10412Vn協 BWV1043Vn協 ト短調 BWV10563Vn協 BWV1064を収録。
1986年頃、ブダペシュトで録音されたもので、日本コロンビア製造による国内盤。
 

5月13日(木): 

 

ガブリエル・タッキーノ(P) アテナウム・エネスコQ
フランク;P五重奏曲 & ショーソン;弦楽四重奏曲(未完)(PIERRE VERANY)
フランク作品は見れば買うようにしている。当盤が某オークションに出品されており、架蔵品を確認したところ見当たらず、買い漏らしていたとは遺憾なりと、落札したもの。
1991年10月の録音。
 
ジャン・ユボー(P)
ショーソン;P作品集 ほか(ERATO)
某オークションに出品されていたもの。
ショーソンのピアノ独奏曲の録音は比較的珍しいのではないかと思い、ユボーの演奏なら外れということもあるまいと、落札。
作品集と言っても、いくつかの舞曲 op.26風景 op.38の2曲のみ。作品番号が付されたものは、これがすべてで、他には破棄されたものや習作が数曲ある程度という。
従って当盤の大半はフランクのピアノ独奏曲が占めている。
「前奏曲、コラールとフーガ」前奏曲、アリアと終曲「ゆるやかな舞曲」「人形の嘆き」
1992年2月、パリで収録されたピアニスト最期の録音。
 
デーネシュ・コヴァーチュ(Vn) ゲザ・ネーメト(Va) エデ・バンダ(Vc)
モーツァルト;ディヴェルティメント K.563(洪Hungaroton、LP)
このところ蒐集を心懸けているコヴァーチュの未架蔵盤が某オークションに出品されており落札したもの。
録音年代等は不明。
 

5月12日(水): 

 

ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮) モスクワ放送響
スヴィリドフ;「吹雪」 ほか(CANYON)
まもなく来日公演が聴けるフェドセーエフ、録音も多いが特に1990年代以降のCANYONや最近のRELIEFからリリースされたものは、芸域の高さ・録音の良さゆえに聴き洩らせないと思っている。
CANYONから出たCDのうち、未架蔵で残っていたグリンカとスヴィリドフの管弦楽曲集を某オークションで落札。
グリンカ作品では歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲歌劇「イワン・スサーニン」より序曲・3つの舞曲を収録している。
1995年5月、モスクワでの録音。
 
ルノー・カプソン(Vn) ミシャ・マイスキー(Vc) マルタ・アルゲリッチ(P) アレクサンドル・ラビノヴィッチ(指揮) スイス・イタリア語放送管
ベートーヴェン;三重協 & シューマン;P協(EMI)
このところ贔屓にしているヴァイオリニスト、カプソンの新譜が出ていたので購入。
EMIも諦めたのか、CCCDではなく通常のCDなのは喜ばしい。
ベートーヴェンは2003年6月、シューマンは2002年6月、それぞれスイス・ルガーノにおけるライヴ録音。
 
アレクサンドル・ルーディン(Vc) コンスタンティン・クリメッツ(指揮) モスクワ響
ドヴォルザーク;Vc協 ほか(Amadis)
今年1月に大和郡山で行われた「ミラーズ・フェスティバル」で実演に接し、その実力に舌を巻いたルーディン。
更に聴きたいと願っていたところ、知人から教えてもらったWebpageに、当盤の情報が掲載されていた。
あまり見かけないレーベルだけに入手が難しいのではないかと思っていたが、先日、amazon.comで発見。
しかも3ドル弱のバジェット・プライスだったので、欣喜雀躍してオーダーしたもの。
カプリングはカリーナ・ゲオルギアン(Vc)によるエルガー;Vc協、この人も辛口の音色が好きで蒐集している奏者なので、嬉しい限り。
1994年4月、モスクワでの録音とある。
なお、オーケストラの名称はジャケットの表記を直訳したが、ジュスマルダホスさんの超・労作オーケストラリンク・ロシア(「混迷するロシアオケを整理してみる。」付き)によれば、クリメッツが率いるオーケストラは、交響楽団「グロバリス」と名乗っているようである。
 
レジ・パスキエ(Vn) パスカル・ロジェ(P)
プロコフィエフ;Vnソナタ第1・2番 ほか(ADDA)
蒐集しているVn奏者の一人、パスキエの未架蔵盤が某オークションに出品されていたので落札。
付けがロジェというのも心惹かれるところだ。
標記ソナタ以外に5つのメロディ op.35bisをカプリング。
1990年2月の録音。
 
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn) アイナル・ステーン・ノクレベルグ(P)
グリーグ;Vnソナタ第1〜3番()
大型連休中の暇に飽かせてGRAPPAの通販サイトをつらつらと眺めていると、当盤が目についた。
ノクレベルグはグリーグの全ピアノ曲録音で知られるスペシャリスト、これは聴くべきものがあるCDに相違ないとオーダーしてみたもの。
リリースは少し前らしく、1996年4・5月の録音。
ブックレットをちゃんと読むと、Vn奏者はオスロとザルツブルク(師はシャーンドル・ヴェーグ)で学び、ベルゲン・フィルノルウェー国立歌劇場のコンサートマスターを経て、オスロ四重奏団のメンバーとして活動しているというから、名手とみてよさそうだ。
彼の公式Webpageがあり、バッハ;Vnソナタ(全曲)ニルセン;Vn作品集といった興味深いディスコグラフィが見られる。また入手せねば。。。
 
鈴木秀美(Vc) エマニュエル・バルサ(Vc) 大塚直哉(Cem)
ガブリエッリ;Vc作品全集(TDK)
鈴木秀美さんの新録音がリリースされたので購入。
作曲者のドメニコ・ガブリエッリは17世紀後半のボローニャで活躍した人。ちょうどチェロという楽器が確立する時期に当たり、彼のリチェルカーレ(当盤に収録)は、現存する最古の無伴奏チェロ作品とのことである。
その他、Vcソナタ ト長調とその異稿、Vcソナタ イ長調の3曲を収録している。
ソナタはVcと通奏低音のために書かれており、ここではチェロとチェンバロによる。
2003年11月、秩父ミューズパークでの録音。
 
ミシェル・ベロフ(P)
ドビュッシー;ベルガマスク組曲 ほか(DENON)
ベロフのピアノは、4年前にメシアン;幼子イエスにそそぐ20のまなざしの実演に接して驚嘆して以来、注目しているところ。
DENONに録音したドビュッシー作品集が、中古音盤屋に格安で並んでいたので購入。
標記作品以外に、アラベスクピアノのために等、小品12曲を収めている。
1994年9月(スイス、ラ・ショー・ド・フォン)及び1996年11月(フランクフルト)の録音。
 

5月11日(火): 

 

ヨーゼフ・スヴェンセン(指揮) スコットランド室内管
シベリウス;管弦楽曲集(LINN)
MDTから届いた荷物。
このところ好調が伝えられるスヴェンセン、シベリウスの劇音楽関係の比較的珍しい管弦楽曲をまとめて録音したというので、かねてオーダーする機会を窺っていたもの。
「ペレアスとメリザンド」「ベルシャザールの饗宴」「テンペスト」第2組曲を中心に、小品2曲(「悲しきワルツ」「アンダンテ・フェスティーヴォ」)を収録している。
2003年3月、エディンバラでの録音。SACDハイブリッド・ディスクである。
 
ヨーゼフ・スヴェンセン(指揮 & Vn) スコットランド室内管
ブラームス;Vn協 ほか(LINN)
スヴェンセンが本業(?)に戻ってブラームスの協奏曲を弾き振りしたもの。
ヴァイオリン専業の頃にBMGに録音したものには、あまり特別な感銘を受けなかったが、指揮経験も含めた音楽の深化に期待してオーダー。
ハンガリー舞曲(14曲の抜粋)をカプリングしている。
2003年7月、エディンバラでの録音。上記シベリウス同様、SACDハイブリッド・ディスクである。
これもMDTから。
 
ヤープ・シュレーダー(指揮 & Vn) レイキャヴィク室内管
バッハ;ブランデンブルク協(全曲)(Smekkleysa)
ブランデンブルク協も、なるべく蒐集しておきたい曲で、アイスランドのレーベル(名称は「悪趣味」という意味なのだそうである)からリリースされたものをMDTにオーダーしたもの。
シュレーダーはもちろん古楽系ヴァイオリニストとして著名な人だが、独奏パートは人に任せて、もっぱらコンサートマスター席からリードしているというのが面白い。
オーケストラは1974年の創立、古楽専門ではなく、20世紀の作品も好んで演奏しているとのこと。
1998年12月・1999年2月にレイキャヴィクで録音されたもの。
なお、録音に先立って(と推測する)1998年12月に行ったコンサートが、ブランデンブルク協奏曲全6曲の一挙上演としてはアイスランド初演であったそうである。
 
レイフ・オーヴェ・アンスネス(P) マリス・ヤンソンス(指揮) ベルリン・フィル
シューマン;P協 & グリーグ;P協(EMI)
アンスネスのグリーグには、1990年録音のVirgin盤があり、愛聴していた。
彼が再録音したというので、買わざるべからずと思っていたが、日本に入ってきたのがCCCDだったため、イギリスの通販サイトにオーダーする機会を窺っていたもの。
Virgin盤のカプリングはリスト;P協第2番(とグリーグ;抒情小曲集)だったが、今回は定番のシューマン。
2002年12月、ベルリンでのライヴ録音。
これもMDTから。
 
ゾルタン・コチシュ(P) エド・デ・ワールト(指揮) サンフランシスコ響
ラフマニノフ;P協全集(Philips)
CD2枚組にP協4曲と、パガニーニ狂詩曲ヴォカリーズ(コチシュによるP独奏版)をフィルアップしている。
実はその「ヴォカリーズ」の楽譜を架蔵している。
同曲のピアノ独奏版には何通りかの編曲があるが、コチシュ版は、最後のページで右手が高音域を忙しく駆け回り、ハープのグリッサンドを繰り返すような装飾を加えるところが特徴的。
ぜひ音として聴いてみたいとAmazon.ukにオーダーしたもの。
1982年10月(第1・4番)、1983年10月(第3番)、1984年10月(第2番、狂詩曲、ヴォカリーズ)、サンフランシスコでの録音。
 
高関健(指揮) ベルリン・ドイツ響 ほか
細川俊夫;「遠景 II」・サキソフォン協 ほか(KAIROS)
かねて高関健のことは高く評価し、もっと大きな活躍の場を切望してきた。
彼の現代音楽録音はfontecレーベルにも多いが、ようやく海外のオーケストラを指揮したものが登場したので、MDTにオーダーしたもの。
協奏曲の独奏者はヨハンネス・エルンスト
両曲とも1999年2月、ベルリンでの録音。
標記2曲以外に、高関が参加していない作品2つが収録されている。
「箏歌」(箏と唄;川村京子)
「Voyage I」(漆原朝子(Vn) ペーター・ルンデル(指揮) musikFabrik)
なお、ブックレットには各演奏者のプロフィールが紹介されているが、高関のみ顔写真が掲載されていないのは遺憾。
その上、ベルリン・ドイツ響の記事にはケント・ナガノが楽員の前に座っている写真が載っているので、知らない人が見たら誤解を生じるのではなかろうか。ちょっと風貌容姿が対照的すぎるような…(汗)。
 

5月10日(月): 

 

ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮) カメラータ・アカデミカ・モーツァルテウム ほか
モーツァルト;交響曲第35番・セレナード第13番 ほか(MCS)
蒐集しているパウムガルトナーのモーツァルト演奏で未架蔵のものが某オークションに出品されていたので落札。
ブックレットも曲目と演奏者が記されているだけで、録音データもなく、やや正体がはっきりしない盤である。
最近、見つけたパウムガルトナーの(おそらく)公式Webpageに掲載されているディスコグラフィには当盤の記載がない。
交響曲・セレナードとも2種の音源が記録されているので、そのうちいずれかを収めたものと推測している。詳しくは後日、攻究することとしたい。
聴いた感じでは、両方とも真っ当なステレオ録音。音質的にはセレナードの方が硬く、異なるセッションで収録されたものと想像する。
クルト・レーデル(指揮) ザルツブルク・モーツァルテウム管によるディヴェルティメント K.136・137をフィルアップ。
 
ヘルマン・シェルヘン(指揮) アンサンブル
シェーンベルク;室内交響曲第1番 & ベルク;Vn、Pと13管楽器の室内協(Westminster)
まだ馴染みはないが深く勉強してみたい作品の一つ、ベルクの室内協については種々、音盤を蒐集しているが、未架蔵のシェルヘン盤が某オークションで安く出品されていたので落札。
ビクターがオリジナル・マスターから復刻したシリーズの1枚で、1964年録音と思えない高音質に、リリース当時話題になったことを思い出す。
ベルクの独奏者はロベルト・ゲルレ(Vn)とノーマン・シェトラー(P)、ほとんど聞いたことがない名前だが、当時Westminsterレーベルで重用されていた人らしい。
 
ヒルデ・ゾマー(P) エルンスト・メルツェンドルファー(指揮) ウィーン・フィルハーモニア管
ヒナステラ;P協・Pソナタ(PHOENIX)
蒐集している作曲家の一人、ヒナステラの未架蔵盤が某オークションに出品されていたので落札。
オーケストラの名称が怪しげだが(苦笑)、ちゃんとした音源ではあるらしい(レーベルの公式Webpageがある)。
ピアニストはウィーン生れ、10歳でデビューした後、12歳でアメリカに渡り、プロコフィエフやラヴェル、プーランク作品でニューヨーク・フィルと共演、ウィーンへ里帰りした際にはコープランド;P協のウィーン初演を行った…とブックレットに記されている。
録音データ等は明らかでないが、AADと表記されているので、やや古い音源かもしれない。
 

5月9日(日): 

 

カリーン・アダム(Vn) ドリス・アダム(P)
フランク;Vnソナタ & R・シュトラウス;Vnソナタ ほか(カメラータ東京)
アダムのCDはあれこれ架蔵しているが、買いそびれていたフランクが某オークションに安く出品されていたので落札。
1991年3・5月、ウィーンでの録音。
ラヴェル;ツィガーヌをフィルアップしている。
 
カトリーン・ショルツ(Vn) ゲラルド・ファウトゥ(P)
フランク;Vnソナタ & レスピーギ;Vnソナタ(VICTOR)
上記アダム同様、中欧風のヴァイオリンが好ましいショルツの未架蔵盤が、やはり同様に某オークションに出品されており、落札したもの。
レスピーギ作品の録音は比較的珍しいが、演奏者がブックレットに寄せた一文では、ハイフェッツの演奏で聴いて以来、何度も演奏してきた愛着のある曲とのこと。出来栄えに期待したい。
フランクは1996年1月にウィーンで、レスピーギは1995年4月にケルンで録音されたもの。
 
ユーリ・バシュメト(Va) ミハイル・ムンチャン(P)
グリンカ;Vaソナタ & ショスタコーヴィッチ;Vaソナタ ほか(BMG)
ショスタコーヴィッチ作品は好きな曲。
バシュメトがリヒテルと共演した旧盤は架蔵済みだが、この新盤は買いそびれていたところ、某オークションに出品されていたので落札した。
現品がドイツ・プレス盤だったので、なお喜ばしい。CDが登場したときには、プレスの違いによる音質の差が無くなると言われていたが、経験的には、差がない場合と無視できない差がある場合の両方がある。
中でもBMGはアメリカ・プレス盤とドイツ・プレス盤の差が顕著なケースを耳にしたことがあり(ヴァントブルックナー;第8など)、なるべくドイツ盤で架蔵したく思っているのである。
いつもながら、ショスタコーヴィッチといえば工藤さんのコメントを引用せざるべからず。
とにかくよく歌うヴィオラ(筆者にはややねちっこ過ぎるが)が、軟派ながらも魅力的。技術的な至難な部分を感じさせない鮮やかな技巧と相まって、スコアに込められたあらゆる表情がもれなく表現されている。
1991年9月、ロンドンでの録音。
なお、ロスラヴェツ;Vaソナタをカプリングしている。
 
シュロモ・ミンツ(Vn)
バッハ;無伴奏Vnソナタとパルティータ(全曲)(DGG)
ずっと買いそびれてきた盤。
1983〜84年録音で、国内盤はLPとCDが同時に発売されたと記憶している。
当時、看板になるヴァイオリニストを擁していなかったDGGは、パールマンズッカーマンに続く世代のエースとして、このミンツを売り出しにかかっており、その目玉として華々しく発売されたのが当盤。
マイナー好みの斉諧生としては、そういうものは聴かず嫌いになってしまうもので、爾来、ミンツの音盤はほとんど架蔵していない。
先だって、T.S.さんのコメントを読んだ。
ソナタ第三番の第一楽章はゆったりと控え目な表現ながら独自の響きを出していて,ハッとさせられました。他ではなかなか聴けない良さがあります。
これはちょっと聴いてみたいと思い、気に懸けていたところ、某オークションに出品されたので落札したもの。
2枚組の廉価盤でもリリースされているが、現品は初出時の3枚組で、国内盤ながらCDは西ドイツ(当時)プレスという懐かしい形態。
CD初期、「収録時間に余裕のあるプレスの方が音質が良い」と言われたこともあった。最近では80分前後のものも珍しくないが、そのあたりはどうなのだろう。製造技術は格段に向上しているので、解消されているのかもしれない。
 
毛利伯郎(Vc)
バッハ;無伴奏Vc組曲第1〜3番(DiskArt)
邦人Vc奏者のバッハ;無伴奏、かねて気になっていた音盤が某オークションに出品されていたので落札したもの。
毛利氏は、以前、室内楽演奏を京都コンサートホールで聴いたことがあり、実直そのものの風貌と音楽が印象に残っている。
1997年9月、ふれあいプラザ栄ホールでの録音。あまり聞いたことのないホールだが、どこにあるのだろう?
「第1集」とあるが、続篇はまだリリースされていないようだ。
 
エドワード・スモーレンス(指揮) デッカ響 ほか
ガーシュウィン;「ポーギーとベス」(オリジナル・ブロードウェイ・キャスト盤)(MCA)
偏愛の曲「ポーギー〜」の未架蔵国内盤と思って某オークションで落札したのだが、粗忽もいいところで、同じレーベルの輸入盤と、NAXOSレーベルから覆刻された輸入盤とが、音盤棚に並んでいた(汗)。
1940・42年に、初演(1935年)のキャストを中心に(一部交替あり)録音されたSP盤の覆刻で、14曲が収められている。
またボーナス・トラックとして同時期の別演奏(レオ・レイズマン楽団)による1曲が付されている。
NAXOS盤(ヒストリカル・シリーズ、8.110219-20)には、スモーレンス盤の全ナンバーと、レインズマン盤から8曲が収められているので、一般にはそちらの方が徳用であろう。
音質的には、聴きやすいが多少力のない音になったNAXOS盤と、押しは強いが硬めの音が少し耳障りなMCA盤と、一長一短。
 

5月8日(土): あずみ椋(りょう)『ニーベルングの指環』(角川文庫)を読了。
 ワーグナーの楽劇四部作を漫画化したもので、上下巻約500頁の大作となっている。もちろん、適宜、台本から取捨選択されているし、漫画家独自の解釈・再現が行われていることは言うまでもない。
 「リング」の漫画というと、先だって里中満智子の手になるものも出版されたが(中央公論新社)、ちょっと絵が白っぽいというか、静的な感じがワーグナーの世界からは遠すぎるというか、あまり得心がゆく出来ではなかった。
 あずみ椋は、もともと北欧神話をライフワークにしている人であり、しかも1987年に来日したベルリン・ドイツ・オペラによる通し上演に接した 「その舞台の盛り上がりと興奮の勢いのままに」(あとがきより) 描き上げられたものなので、里中版よりも劇的な仕上がりになっている。
 もっとも絵柄は所謂少女マンガのものにほかならないし、ワーグナーの音楽が持つ昂揚感は再現のしようもないが、四夜のオペラをダイジェストして全体像を把握するには好適ではなかろうか。
 漫画家の「演出」への讃辞など、詳しくはワーグナー・アラカルトの特設ページを参照されたい。
 なお、これはさるメーリング・リストで話題になったことから、古書通販サイトにオーダーしたもの。新刊では入手できなくなっている模様(文庫判2巻本以前に、A5判4巻本(新書館)も発売されていたそうである)。
 
 このほど、トップページのアクセスカウンタが60万件を超えました。これまでの御愛顧に感謝いたしますとともに、ますますの御贔屓を頂戴しますことをお願い申し上げます。m<(_ _)>m

 

前橋汀子(Vn) クリストフ・エッシェンバッハ(P)
ベートーヴェン;Vnソナタ第5・9番(Sony Classical)
若い頃から幾分アイドル的な扱いをされがちな前橋さんだが、数年前に実演を聴いたことがあり(ブラームス;Vnソナタ第1〜3番)、独特の音色と歌い口の魅力に感心した。
以来、彼女の音盤はなるべく蒐集しておきたいと考えている。
これは1986年2月にハイデルベルクで録音されたもので、当時のエッシェンバッハは、まだピアニストとして著名だったと記憶している。
ずっと買いそびれていたところ、某オークションに安価で出品されたのを機に落札。
ブックレットに米長邦雄氏(「十段・棋聖」と当時のタイトルが付されている)が寄稿しているのも、時代を感じさせる。
 
ヤン・シュクドリーク(Vc)
バッハ;無伴奏Vc組曲第1・3・5番(GNOSIS)
チェリストはチェコ・ブルノの音楽院で教鞭を執っている人とのこと。
1997年以来、6つの組曲を、それぞれ異なる歴史的名器で、異なる歴史的建築物で録音するプロジェクトに取り組んでいる。
これはその1枚目の音盤で、
第1番;使用楽器「アダム・エマヌエル・ホモルカ(1848年)」、1997年3月録音
第3番;使用楽器「カルロ・トノーニ(1728年)」、2001年8月録音
第5番;使用楽器「ヴィンツェンツォ・パノルモ(1770年)」、2000年5月録音
収録場所も明記されているのだが、チェコ語が読めないのと、そのせいもあって適当なWebpageが見つからない。掲載を省略するが御容赦いただきたい。
バッハ;無伴奏曲集蒐集の一環、アリアCDより購入。
 

5月7日(金): 

 

カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) コンセルトヘボウ管
ドヴォルザーク;交響曲第8番 & ラヴェル;マ・メール・ロワ(Sony Classical)
引退しているジュリーニについては、例えばパールマンとのブラームス;Vn協(EMI)をはじめ種々の名演奏があり、好感を持っている指揮者ではあるのだが、正直申してあまり熱心には聴いてこなかった。
最近になって妙に気になりはじめ、特にレコーディング・キャリアの終り頃に当たるSony Classical盤を聴いてみたいと考えている。
特にドヴォルザークの第8交響曲は、LP期にシカゴ響との録音があり(DGG)、当時はベストワンを争う名盤とされていた。
コンセルトヘボウ管の伝統ある響きがジュリーニの指揮の下にどう輝いているか、楽しみである。
1990年12月の録音。
カプリングのラヴェルは1989年11月の録音で、後にドビュッシー;海等と組み直して再発された盤を架蔵済み。
某オークションで格安の出品があり、落札したもの。
 
アルミン・ジョルダン(指揮) スイス・ロマンド管
ドビュッシー;バレエ音楽「遊戯」・管弦楽のための「映像」(ERATO)
ドビュッシーの管弦楽作品のうち、夜想曲牧神は良く聴くのだが、この2曲は苦手というか何となく敬遠してきた。
「遊戯」はディアギレフのバレエ・リュスがニジンスキーの振付・モントゥーの指揮で初演された。
また「映像」のうち「イベリア」にはパレーの録音があるなど、いずれも斉諧生にとって避けて通れないはずの作品、かねて聴き直して勉強しててみたいと考えてきた。
今回某オークションで格安の出品があり、フランス音楽を得意中の得意とする演奏者の顔触れが魅力的で、落札したもの。
1988年5月、ジュネーヴでの録音。
 
エルマー・オリヴェイラ(Vn) ジェラード・シュウォーツ(指揮) シアトル響
ショスタコーヴィッチ;Vn協第1番 ほか(ARTEK)
贔屓にしているヴァイオリニストの一人、アメリカの実力派オリヴェイラの新譜が出ていることに気がついた。
彼の個人レーベルに近いARTEKのWebpageを見に行ったときのことである。
曲も重量級の名作、聴かざるべからずとオーダーしたもの。以前は直販だったと思うが、今はbuythiscd.comという通販サイトにリンクされており、そちらから購入した。
2003年、シアトルでの録音。カプリングは同じ作曲家の交響曲第6番
この盤の情報は、まだ工藤さんのショスタコーヴィッチ・ページにも掲載されていないようだ。
 
エルマー・オリヴェイラ(Vn) ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(P)
ブラームス;Vnソナタ第1〜3番(ARTEK)
上記ショスタコーヴィッチをオーダーするついでに、買いそびれていた旧譜のブラームスを注文したもの。
ピアニストはメキシコ出身(その縁でかバティスとの共演盤もある)、ブラームスを得意とし、CDもP協第2番をはじめ多数を録音しているとのこと。
2000年8月、ニューヨークでの録音。
 

5月6日(木): 

 

カール・シューリヒト(指揮) ウィーン・フィル
ブルックナー;交響曲第9番(Altus)
シューリヒトのブルックナー、聴かざるべからず。
1955年3月17日、ウィーン楽友協会大ホールでのライヴ録音、もちろんモノラル。
解説によれば、この演奏会以降、それまで関係の薄かった指揮者とオーケストラが共演や録音を度々行うようになったとのこと。
いくぶん硬めでデッドだが、しっかりした音で、収録年代を考えれば目を見張るような音質。このオーケストラ固有の音色が鮮やかに聴き取れる。
 
尾高忠明(指揮) 日本フィル
「英国音楽の花束」(日本フィル自主製作)
日本フィルオリジナルCDの最新盤が、店頭に並んでいた。
尾高氏の英国音楽は定評のあるところ、いちど実演で聴いてみたいと思っているが、とりあえず録音で渇を癒すことにして購入。
収録曲は、2003年9月4・5日に行われた定期演奏会(サントリー・ホール)から、
ウォルトン;戴冠式行進曲「王冠」
RVW;タリス幻想曲
ディーリアス;楽園への道
ブリテン;4つの海の間奏曲
当日は更にエルガー;Vc協(独奏;趙静)とディーリアス;春初めてのカッコウを聞いてが演奏されている。
前者にはソリストの著作権問題があるからともかく、偏愛する作品の一つである後者は是非とも収録してほしかったところだ(CDの収録時間には余裕がたっぷりある)。
なお、この日本フィル自主製作CDのシリーズは、従来、東芝EMIが製作協力・製造してきていたが、今回はオクタヴィア・レコードの名前がクレジットされている。
音の傾向も、少し変わったような感じだ。
 
ジャン・ギアン・ケラス(Vc) ペトラ・ミュレヤンス(指揮) フライブルク・バロック管
ハイドン;Vc協第1・2番 ほか(HMF)
これまで20世紀作品を録音してきたケラスが、初めて古典派作品を録音した。興味津々で購入。
モン;Vc協 ト短調をカプリング。シェーンベルクが編曲したことで有名な作品である。
2003年3月、ベルリンでの録音。
 
オシー・レナルディ(Vn) ほか
パガニーニ(ダヴィド編);奇想曲 ほか(SYMPOSIUM)
音盤屋の棚を眺めていると、優れた覆刻で知られるSYMPOSIUMのCDが並んでいた。
そのうち、伝説のヴァイオリニスト、レナルディのものを購入。
この人の覆刻盤CDは既にBiddulph盤が出ており、メインのパガニーニ;奇想曲(ダヴィドによるピアノ伴奏版)はじめ、大部分の曲目は共通している。
当盤にのみ収録されているのは、
コレッリ;Vnソナタ第8番 ホ短調
サラサーテ;「アディオス・モンタニャス」・スペイン舞曲第6番
の3曲(逆にBiddulph盤にはサン・サーンス;Vn協第1番等が含まれる)。
鮮明な音質の覆刻だが、パガニーニはBiddulph盤に一日の長があるようだ。
 

5月5日(祝): : 大型連休の更新第2弾、愛惜佳曲書を改訂しました。
 新しい曲を少し追加し、推薦盤を多少入れ替えました。
 ほとんどは既出ネタの使い回しですが、御容赦ください。<(_ _)>


5月3日(祝): 大型連休の更新第1弾、ペレーニのアルバム一覧を公開しました。
 ちょうど昨年の5・6月に『レコード芸術』誌に掲載された、ペレーニの音盤のジャケット写真と斉諧生のコメントを、多少整理して、Web上に復活させたものです(この1年間に新しく出た音源は、もちろん増補しました)。それぞれ非常に短い、簡単なコメントですが、元来が誌面の制約を受けてのものですので御容赦ください。
 
 なお、更新第2弾は、未定です(汗)。

 

ルネ・レイボヴィッツ(指揮) ロンドン・フィル
ロッシーニ(レスピーギ編);バレエ音楽「風変りな店」(英SAGA、LP)
このところ時たま入札しているeBayでレイボヴィッツの英盤LPを見つけた。
既に米盤LPは架蔵しているが、原産地主義の斉諧生としては見過ごすことができないものである。
幸い安価で落札できた。
録音は1958年の筈だが、当盤のマルCは1965年。あるいは再発ものか。
 

 今日届いたLPの情報をレイボヴィッツ・ディスコグラフィに掲載。


5月2日(日): 

 昨日入手したCDの情報をシュミット・イッセルシュテット・ディスコグラフィに掲載。

 音盤狂昔録平成16年4月分を追加。


5月1日(土): 連休初日、知人宅を訪問。

 帰宅途中、音盤店に立ち寄る。

オイゲン・ヨッフム(指揮) ウィーン・フィル
モーツァルト;交響曲第41番 & ブラームス;交響曲第2番 ほか(Altus)
ヨッフムとウィーン・フィルといえば、例えばミルシテインブラームス;Vn協の名盤(DGG)を思い出す。
それなりに演奏会も共にしていただろうと漠然と考えていたのだが、当盤ブックレットの解説によれば、実は極めて稀だったという。定期演奏会3回とザルツブルクでのモーツァルト・プロ1回、そして短期のイギリス楽旅における4回の演奏会。
そのうち、2回目の定期演奏会(1981年9月20日)とイギリス演奏旅行は急逝したカール・ベームの代役で、3回目の定期招聘はいわばその御礼。したがって関係はかなり薄かったということになる。
当盤は、上記1981年9月の定期演奏会の記録で、もちろん楽友協会大ホールでのライヴ録音。ベーム追悼のモーツァルト;フリーメーソンの葬送音楽から始まっている。
晩年とはいえ、まだ枯れきらない時期のヨッフムが、ウィーン・フィルを得て真骨頂を聴かせてくれているのではないか、と期待している。
新譜の棚に並んだときから気に懸けていたのだが、国内盤の入手は後手後手に回っているところ、下記の買物で音盤店のサービスポイントが満点になったのを機に引き換えたもの。
 
コリン・デイヴィス(指揮) ロンドン響
シベリウス;交響曲第5・6番(LSO自主製作)
先だって第3・7番が出たばかりのデイヴィス3度目の全集企画、早くも続篇が店頭を賑わしていたので購入。
3番、6番と斉諧生偏愛の曲からリリースしてくれているのは嬉しい限りである。
第5番が2003年12月、第6番は2002年9月に、ロンドン・バービカンでライヴ収録されたもの。名手トニー・フォークナーが後者のエンジニアに名を連ねているのは心強い。
 
ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
ストラヴィンスキー;三楽章の交響曲・バレエ音楽「春の祭典」・詩篇交響曲(EMI)
EMIがCD化した北ドイツ放送局音源のうち、店頭に並ぶのが遅れていたストラヴィンスキーが発売されていたので購入。
通常ベートーヴェンブラームスで知られているシュミット・イッセルシュテットだが、1930年代には同時代音楽の演奏に非常に熱心で、時のナチス政権から睨まれるくらいであったという。
ストラヴィンスキーとは個人的な親交もあり、あるとき彼の任地ダルムシュタットを訪れた作曲家夫妻を自家用車に乗せてヴィースバーデンの演奏会に連れて行った。
食事を済ませて、深夜にもかかわらずダルムシュタットに戻ろうとしていたところ(ストラヴィンスキーは翌朝にリハーサルを控えていた)、ガス欠を起こしてしまい、濃霧の中を歩く羽目に陥った。
幸い、数キロ先にあった踏切小屋でガソリン数リットルを分けてもらうことができ、何とか無事に戻ることができ、定刻にはリハーサルを始められたそうである。
当盤に収められた音源は1970年頃のライヴ録音だが、若き日の傾倒ぶりが窺えるのではなかろうか。
「春の祭典」は1969年1月22日、「三楽章〜」が1970年5月25日、「詩篇〜」は1970年3月16日の、いずれもハンブルク・ムジークハレにおける演奏である。音質はいずれも優秀。
 

平成16年1月4日(日): 「作曲世家」にルクー・ディスコグラフィを追加。
平成15年8月24日(日): 倭匠列伝指揮者・宇野功芳を掲載。
平成15年8月24日(日): 50万件アクセスを記念して、ページデザインを全面改訂。
平成15年5月24日(日): 「逸匠列伝」にユッシ・ヤラスを掲載。
平成14年10月14日(祝): 「名匠列伝」にハンス・シュミット・イッセルシュテットを掲載。
平成14年5月25日(土):黄金週間中のウィーン旅行の顛末を「維納旅行記」として公開。
平成13年2月3日(土):ドメイン"www.seikaisei.com"を取得しサーバーを移転。「音盤狂日録」の過去ログを「音盤狂昔録」として公開。
平成12年9月10日(日):「提琴列伝」に、ミクローシュ・ペレーニを掲載。
平成12年1月8日(土): バッハ;無伴奏Vc組曲聴き比べを掲載。
平成11年10月24日(日): ラハティ交響楽団シベリウス・チクルス特集を掲載。
平成11年8月28日(土): 「逸匠列伝」にカール・フォン・ガラグリを掲載。
平成11年5月9日(日): 「作曲世家」にリリー・ブーランジェを追加。
平成10年5月5日(祝): 「作曲世家」にステーンハンマルを掲載。
平成10年2月8日(日): 「逸匠列伝」にルネ・レイボヴィッツを掲載。
平成9年11月24日(休): 「名匠列伝」に、アンゲルブレシュトを追加。
平成9年9月15日(祝): 「畸匠列伝」に、マルケヴィッチを掲載。
平成9年8月24日(日): 「名匠列伝」にカザルスを追加。
平成9年8月8日(金): 『斉諧生音盤志』を公開。


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